武士の流儀(二) (文春文庫 い 91-13)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167913694

作品紹介・あらすじ

余計なお世話と言われようとも、曲がったことや困っている者を捨て置けない!かつては北町奉行所で風烈廻りの与力だった桜木清兵衛。若隠居生活を楽しみながらも、身辺では何かと騒ぎが絶えない。ある日見かけたのは、若い頃に悪所で行き合った因縁の男・吾市だった。鉄砲洲界隈の商家を訪ねては無心する吾市の悪評に、胸騒ぎを覚える清兵衛。やがて、織物屋のご隠居が怪我を負わされたと耳にして……。ダンディーな若隠居が活躍する、大好評書き下ろし時代小説の第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2022.09.03

  • 元風烈廻り与力、桜木清兵衛。
    余計なことと言われようとも、曲がったことや困っている人を捨て置けない。

    現役の若い頃、浅草を根城にするゴロツキを、あまりの非道に痛めつけたことがあった。そのゴロツキが歳をとってますます悪道を働く輩になってかえってきた。

    道場を開きながら人付き合いが苦手て、道場も家族も失った男と出会う。

    田舎から18才の庄屋の息子が出てきた。息子、真之介が奉行所で敵討ちの出願を受ける。気になって、父親清兵衛に相談。一番いい方法を探る。

    じんわり涙も誘う4話。2019年10月初版

  • 2019年10月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。清兵衛が人に説くこうあるべしというのが、武士の流儀であり、それば、人のとるべき流儀です。清兵衛さんなかなかカッコ良いです。

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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