果てなき便り (文春文庫 つ 3-15)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914837

作品紹介・あらすじ

作家・吉村昭から愛する女性=妻への手紙と、妻から夫への手紙の束は、100通以上にも及ぶ。出会ったばかりの文芸部時代、互いの作品評から始まり、個人的な付き合いを深めていくなかでの恋文、作家として共に歩んだ長い苦節の時代、家族と遠く離れ孤独にさいなまれる取材の旅、そして妻への最後の手紙となった遺書――。吉村昭没後10年を機に、プラスチックケースの引き出しいっぱいに入ったそれらの手紙を一つずつ検め、当時を振り返りながら綴ったエッセイ。決心、不安、希望、情熱、望郷、愛、いたわりなど、吉村が心の底までさらけ出すのは、唯一妻への手紙のみだった。夫婦作家の慈しみの軌跡。解説・梯久美子

感想・レビュー・書評

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  • 吉村昭の歴史小説を愛読されている方の必読の書と思います。吉村昭と津村節子との手紙を通して吉村昭の人間像を描き出している作品です。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50196961

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著者プロフィール

津村節子(つむら せつこ)
1928年 福井市生まれ。
学習院短期大学国文科卒。
1953年 吉村昭と結婚。
1964年 「さい果て」新潮社同人雑誌賞受賞。
1965年 「玩具」芥川賞受賞。
1990年 『流星雨』女流文学賞受賞。
1998年 『智恵子飛ぶ』芸術選奨文部大臣賞受賞。
2003年 恩賜賞・日本芸術院賞受賞。
2011年 「異郷」川端康成文学賞、『紅梅』菊池寛賞受賞。
日本芸術院会員。
主な作品
『重い歳月』『冬の虹』『海鳴』『炎の舞い』『黒い潮』『星祭りの町』『土恋』『三陸の海』等。
2005年『津村節子自選作品集』(全6巻)刊行。

「2022年 『紅色のあじさい 津村節子 自選作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津村節子の作品

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