鼠異聞 下 新・酔いどれ小籐次(十八) (文春文庫 さ 63-18 新・酔いどれ小籐次 18)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167915216

感想・レビュー・書評

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  • 酔いどれ小籐次シリーズの37作目
    鼠異聞(下) ー 新・酔いどれ小籐次シリーズ(第二期)18作目
    2020.07発行。字の大きさは…大。

    来島水軍流の剣の達人・酔いどれ小籐次こと赤目小籐次と、息子・駿太郎の成長物語です。

    小藤次は、久慈屋の御用を終わらせたのちに、盗人・子次郎(こじろう)から依頼された菖蒲正宗の懐剣の研ぎを高尾山の琵琶滝の研ぎ場で行う事を決めます。この懐剣は、大身旗本の姫君の持ち物であり、曰くが……隠されています。この物語は……次回に……持ち越しとなります。

    【読後】
    久慈屋の御用が終わった後に、菖蒲正宗の懐剣の話も終わるのかと期待して読んでいたのですが、途中で話が消えてしまいました(悔しい) 次回が、待ちどうしいです。
    此度は、小籐次より駿太郎の活躍が目立ちました。成長著しい駿太郎の今後が楽しみです。
    2020.08.21読了

  • 他の作品と同様に、この上下で終了かと思ったが、研ぎあげた懐剣の行方、桃井道場に現れた謎の剣客など幾つも次の作品への伏線が残された。本作品では高尾山への旅に異なった敵が次々出てきたが、小籘次の活躍が少なく些か寂しい。

  • 上巻に続く第18巻目の下巻。佐伯泰英はキャラクタ造形と人のつながりを広げていくのが上手い。上巻でも思ったが、年少組と岩代壮吾がいい味を出しているし、子次郎もまだまだ出てきそうな感じ。若干回収されない伏線があるようだが、それは次巻に持ち越しということなのだろう。このシリーズはまだまだ続きそうな感じで、目が離せない。

  • 2020年7月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ18作目。長編の下巻。上巻の展開が面白かったので、期待して読みましたが、いつもの小藤次的展開が間にはさまったりして、だらけ気味になりました。まさに大山動いて鼠一匹な感じですが、さてこの鼠、きっと次にお姫様と一緒に出てきてくれるのではないかと期待しています。

  • 高尾山への旅だったので、シリーズ物だったのですが、この作品から読みました。
    人物設定を知りませんでしたが、初めてでもすぐに世界に入ることができましたし、何より主人公がかっこいい。
    少年たちにおじいちゃんとか言われてしまうのに、強くて。
    高尾山に登ったことがあるので、あの場所だ、と想像できたし、少年たちが旅を通してたくましく成長していくのが素晴らしかったです。

  • 国三くんが立派になって、おばちゃん、嬉しいよ。

  • 旅って、どんなことが起きるか分からないものですね。でも、無事に帰ることができれば安心かもしれないね。

  • 前の巻の続き。意外とあっさり終わった感じを受けた。今回は岩代兄弟が成長したね。懐剣の話とか終わらない話もあるので、次に引きづりそう

  • レビューを書くのを忘れていたようだ。
    小藤次と元祖ねずみ小僧の小次郎のきずながどんどん深まっていく。

  • 次は研ぎが終わった懐剣の話が続くのかな?

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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