侠飯7 激ウマ張り込み篇 (文春文庫 ふ 35-8)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167917371

感想・レビュー・書評

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  • 新米刑事の乾正悟は薬物疑惑の芸能人の張り込みに失敗し、左遷におびえる日々。そんなある夜、何者かに拉致されて、着いたところはヤクザの事務所。そこで出会った頬に傷持つ男は、警視庁の捜査官を名乗る。正悟は理不尽な命令と激ウマ飯のはざまで煩悶したあげく…。手に汗握る潜入捜査の裏側を描く文庫書き下ろし第7弾!

  • 俠飯7
    激ウマ張り込み篇
    福澤徹三

    ∞-———————∞

    主人公の正悟は憧れの刑事にはなれたものの、張り込みに失敗し左遷に怯えていた。そんな時、応援要請員として出向いた先はヤクザの事務所?

    珍しく初めからお2人が捜査官だと分かってるパターン。
    柳刃さんは料理のことについて喋りたい人だった。今まで色んな人に聞かれて答えてて、優しい人なんだなぁと思ってたら、実はめっちゃ喋りたかったんだと思ったらなんだか可愛く思えた。今回は高級食材多めで、さり気なく代替品も教えてくれたりの心遣いとか、きっと本当は誰よりも優しい人。
    ただ、本物ヤクザ組長さんの吟味した食事にも堂々とケチを付けたり、拘りが強すぎ。

    主人公が頼りなすぎるけど、すごくイイヤツだった。正体偽ってたのが彼らだけじゃなかったり、人って信用出来ない。

    カプレーゼの塩昆布あえ...切ったトマトとモッツァレラチーズをボウルに入れ塩昆布をたっぷりまぶし、オリーブオイル(又はゴマ油)をかけ、混ぜ合わせる

    2023/11/23 読了(図書館)

  • コロナ禍に関わらず、相変わらずちょっとした手間で料理を激変させるのは参考になる、いくつかやってみよう。
    とはいえ、毎度ストーリーも楽しめる。
    展開はだいたい似てるので、くるぞくるぞがわかってしまうけど、それはそれで楽しい。
    178冊目読了。

  • シリーズ第7弾は、珍しくカミングアウトから始まる。
    相変わらずの極秘捜査とその隙間に家庭料理をプロ級に変身させるのは圧巻。
    改めて、警察の世界も厳しいな。

  • 侠飯7作目。
    最後に柳刃と火野の正体が明かされて…という展開はネタ切れなのか、今回は最初から2人は刑事として登場する。
    いつものように美味しい料理と、麻薬組織を追うミステリ的な展開も面白かった。レトルトで作る卵かけごはんとカレーうどんがすごく美味しそうで食べたくなった。パックご飯を美味しくするにはレンチンしたあと蓋をしたまま裏返して1分、というのは覚えてたらやってみたい。料理のことを語りたい柳刃さんかわいいな。笑
    安定のシリーズです。続きも楽しみ。

  • 20220328読了

  • 間違いなかった。

  • サラが◯◯なのは序盤でわかるし、その後の展開もまあまあわかるけれども、面白かった。柳刃が料理のことを話したがっているというのには笑ってしまった。

  • 新米刑事が二人と一緒にヤクザに。
    麻薬取締官も登場。

  • 珍しく本性を明かしての張り込み飯
    難しそうな料理が多かった
    久しぶりに騙された感もありおもしろかった。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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