朝比奈凜之助捕物暦 (文春文庫 ち 10-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167919573

感想・レビュー・書評

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  • 南町奉行所定町廻り同心・朝比奈凜之助の活躍の物語です。

    凛之助は、父・松之助が急に隠居したために定町廻り同心として出仕した。凛之助の二つ上の姉・由喜江の夫・忍谷(しのや)郁三郎も凛之助と同じく南町の定廻り同心であり、剣は、二人とも鏡新明智流桃井道場で免許を貰う腕である。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    朝比奈凜之助捕物暦シリーズ1作目《文庫本》
    2022.11発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    2023.07.01~02読了。★★★☆☆
    盗賊二人組、消えた手代、至近の距離、雨の養生所、恨みと怒り、浪人者と賊、の6章。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    《朝比奈凜之助捕物暦シリーズ一覧》
    02.駆け落ち無情
    01.朝比奈凜之助捕物暦 2023.07.02読了

  • 2022年11月文春文庫刊。新シリーズ1作目。目新しさはどこなんだろうと思ったら、千野さんは定町廻り同心主人公を最近やってなかったというし、文春文庫にその手の話は無いと言う事("千野隆司の「時代小説の向こう側」"参照)だそうで、なーんだその程度かと思いました。しかし新米同心の凛之助が面白く、祖母と母の間の板挟み、そして隠居した父との関わりが面白いです。事件解決もなかなか楽しめる運びで次回が楽しみです。

  • 千野さんの新シリーズ。久しぶりの町奉行所同心物。丁寧に捜査の模様を描いている。あとは今後人物関係がもう少し描かれていくとさらに面白くなるのでは。

  • 2023.12.20

  • 大好きな作家千野隆司さんの新シリーズの開幕!
    今回は、偶然とはいえない事故で収賄事件を探索中の嫡男の兄を亡くし、代わりに同心となった次男,朝比奈凛之介が主人公。

    大店の娘だった母と与力の家からの祖母は仲が良くない。
    父はといえば、初めは兄の捜査を引き継いだが、突然気が落ちたように隠居した。かなり腕利の同心だったが、今ではこれまた職人裸足の鳥籠を作り稼いでいる。
    祖母は書家で教えているし、母は上手な針の腕でこれまた教えている。

    録は少ないものの、それなりに貧しくはない。

    千野隆司さんの本は細かい江戸のお金事情が盛り込まれていて面白い。
    今回は、名人の銀煙管がヒントに。
    これからどんな展開になるか、気になる。

  • これはどちらを選んでも大変そう

  • 【正統派時代小説が遂に始動 千野隆司待望の新シリーズ】父の跡を継ぎ、南町奉行所定町廻り同心となった朝比奈凜之助。剣の腕は立つが、どこか頼りない若者に与えられた殺しの探索とは……。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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