- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167919696
感想・レビュー・書評
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伏線回収と後味が素晴らしい。傑作^_^
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未成年事件と法律
どこまでも身勝手な犯人にイライラモヤモヤしたけど、それくらいリアルに実際にそんな事件があったんだろうかと思った
最後は個人的に意外な終わり方だった -
予想を裏切るドンデン返し、無理やりかな。
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現実に起こり得る日常に潜む暴力の影
今まで、たまたま自分は巻き込まれてないだけで、
対峙することになるかもしれないと想像すると寒気がします。
法は守るべき規範だけど、必ずしも正しいものではないと思い知らされました。 -
場面が現在と過去を行き来していて「こういう事実があった。」と理解しながら読み進められる一作。更生している少年もいる中、遺憾なことに再犯を繰り返している無惨な現実を描いている。少年が「可塑性」ならば更生させる専門家、専門施設、司法福祉の重要性を思い知らされた。
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あとがきで著者も語っておられるが小説を通して少年法の不備や改正の是非を問い掛けてくるような物語ではない。
無責任にただ事件に関わる人々の人生を眺める物語といった印象を受けた。
決して悪い意味ではない。
神様の存在を疑ってしまうような凄惨な事件や事故、悲劇と呼ばれる出来事は無関係な人々を置き去りにするような勢いで現実世界で絶え間なく起き続けており、ニュースや新聞を読むだけでは解らない様々な人間の感情が入り交じっている。
物語の終盤に差し掛かるとそういう当たり前の事実に行き当たりそして人生とは結局どう足掻いてもなるようにしかならないのだと積み重なっていた日々の後悔の山がぽっかり無くなってしまったような心地の良い虚無感に襲われた。 -
少年法が功を奏した例ってあるんだろうか?
理不尽さしか感じられないんだけれど。
重い気持ちを引きずりながらも結末が気になりすぎてイッキ読み
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伊岡瞬の書下ろし長編クライムミステリ?文庫オリジナル作品を読了。
4年前に起きた少女誘拐惨殺事件の犯人である少年たちが不審死を遂げ、元担任教師とフリーライターがその謎を追う様子を中心に展開していきます。
「イヤミス」風の展開でしたが、まあ最後は・・・ってか、その落としどころって?感は否めませんでした。一気に読ませたストーリーだったので、ちょっと拍子抜けで(^_^;)
ま、伊岡ワールドは堪能しました(^_^)