THE 特別支援教育~通常の学級編~ (「THE 教師力」シリーズ)

制作 : 青山 新吾 
  • 明治図書出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784181972134

作品紹介・あらすじ

通常の学級の特別支援教育と言っても、その取り組みの視点は幅広いものです。そこで本書では、授業の工夫、子どもとの関係、そして「場を変えた」個別の指導支援という視点を示し、先生方の幅広いアイデア・取り組みをご紹介いただきました。「全員に分かりやすくなるような工夫をしてみよう。」「学びにくさを有するあの子どもをイメージした工夫を考えよう。」本書に紡がれたそれぞれの先生方の原稿には、様々な「物語」があります。

感想・レビュー・書評

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  • 執筆者:青山新吾/川上康則/岸本勝義/塚田直樹/久保山茂樹/清岡憲二/土居裕士/涌井 恵/田中博司/万年康男/神吉 満/小田太郎/中雄紀之/石川 晋/柳下記子/島田和紀

    〇「まず視覚支援ありき」という呪縛〇当たり前をくつがえす知的なワクワク感をつくる〇学びを連続させる展開を意識する

    〇「学びのしかけ」による通常の学級における特別支援教育の深化

    〇協同学習の成功の要

    ①互恵的な相互依存関係がある。②対面的なやりとりの機会がある。③個人の責任があり、明確である。④ソーシャルスキルや協同・協働スキルが教えられ、頻繁に活用しなければならない状況がある。⑤チームのふりかえりを行う。

    〇協同学習の2つの価値①個への教育的ニーズに応えることができる。②共生的な教室をつくることができる。

    〇ほめる:しかる=4+α:1〇『やるなぁ。先生は、この字が大好き。超好き』

    〇子どもたちに何かを教える前に、子どもたちの「いま」の暮らしに、嫌々ではなく、喜び楽しみながら付き合う。子どもたちが何をして、何を感じ、何を発しているのかを見つめ、聴き取り、対話を重ねる。子どもたちも私たちも、互いの緊張を解いて、気付きを素直に伝え合い、ともに永久に続く教室の物語をつむいでいきたい。

    〇まなざしの変化「そのままでいいんだよ」「今のあなたが好きだよ」というメッセージを送り続けていきたい。ありのままの自分を認めてくれる人がいる、自分がほっとできる居場所があるという安心感が子どもには必要だ。

    ・一つ一つの執筆者に、とてつもない力があり、語る内容がものすごく主張してくる。教師としての「在り方」を見つめ直す。子どもとの「場」を考えさせられる一冊である。ぜひ、手に取って、困難にぶち当たったとき、子どもとの関係がしっくりこないとき、読んでいきたい。

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