- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784189091158
感想・レビュー・書評
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星少ないのは自慢話がすごい鼻につくからです。
私が読んだのは旧版ですが、内容は変わってるのかなあ?新版と。
本に取り上げられている法則はまぁ、確かにと思うことが書いてある。普段自分が気にしてることも多いし、その通りだなと。
若い先生の入門書だったのかもしれないけど、改めて大事なことだなって思えたのでよし。
ただやっぱりこの、自分達すげえ、唯一無二、新しい扉、勉強してるだろ、法則か運動最高、目覚めてない奴らは目を覚ませ
的なソレ。苦手だなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすくまとめられている
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教師として必読書。
教育の技術、方法は科学的でなければならない。自己流で下手な授業をし、ただ一生懸命というだけで専門職としての資質に欠ける教師が非常に多い。
本書のヒット内容ベスト3
♦︎原則として覚えるべき10カ条。
①趣意説明(号令ではなく指示)
②一時一事(思いつくまま話してはいけない)
③簡明(15秒以内に簡潔に)
④全員(聞いていなかったは教師の責任)
⑤所時物(場所と時間と物を確保)
⑥細分化(発問も漠然とさせずに細分化)
⑦空白禁止(何をしていいか分からない時間×)
⑧確認(教えっぱなし×。評価とは自分のマズいところを見つけること)
⑨個別評定(なぜ良いか、悪いか語れるように)
⑩激励(アメとムチは調教、洗脳。教師として×)
♦︎教師として成長する条件
・子どもを何とかしたいという意思
・出来ないのは教師の責任(自分の仕事の責任)
・他人の意見を受け入れる懐の深さ
・読書、研究会などへの参加(身銭を切る覚悟)
・定跡をたくさん学ぶ(先人の知恵を学ぶ)
科学的な技術を身につけて始めて成長できる。
【アマ、素人】→【プロ、黒帯】→【名人、達人】
♦︎同じ授業を見ても、見る人の技量によって見えるモノは変わる(スポーツや芸術の解説者の存在意義と同じ)。→授業がよく見えている=そこにある技術が分かるということ。見当外れの批評をしている人や、どこでも通用しそうな漠然としたことしか言えないのは恥ずかしい。
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面白かった。
ざざっと読めてしまった。
歯切れの良い文章と、誰よりもやっている感、熱意が伝わってくる。
TOSSの始まりを初めて知った。
TOSSについて、私は勘違いしていたかもしれない・・・。 -
(20180407)
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読まず嫌いでした。装丁が古いからって読まないのはいかんですね。
わたしが生まれるずっと前に、全員に跳び箱を跳ばせる方法が研究されていたのに、わたしの学校では誰一人できていないだろう。(子どもの体力も時代と共に変わっただろうが。)
・「技術」に目覚める
・プロの教師
・根拠をもって実態を掴む
授業の原則
①趣意説明
②一時一事
③簡明
④全員
⑤所持物
⑥細分化
⑦空白禁止
⑧確認
⑨個別評定
10激励
と、書いているうちに忘れている(°_°)
何回も読んで力にしていく良書。 -
教師としての腕を上げるということは、技術を習得することであり、様々な知識を蓄えることであり、世に溢れる茫漠とした観念的なものでは成長できない。自己満足としての心構えばかり固まり、教師としての自尊心ばかりが高まり、結果余計なプライドが胸の内に凝り固まっていってしまう気がする。成長とは具体的な事象の積み重ねであり、決して曖昧模糊とした思い込みのことではないのだと猛省。その成長は、自分自身に新たな世界の切り口を提示してくれるに違いない。もっと違った世界がみたい。
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若き実践家の教員としての矜恃と厳しさを感じる。
プロとして授業の腕を上げることは当然として,それを個人にとどめ置かず,周りにその機運を起こし,公教育を良くしようとする姿勢が読み取れる。
「教育技術を磨くことは教師にとって当たり前のこと」当時(今も?)の心情主義による批判に対して教育技術の道具的な機能を協調する姿勢がいい。教職志望者は何か自分の型を作っておかないと,就職してから状況の多様さに翻弄される。励めよ若人! -
私の原点。何回読んだかはカウントしていないが,100回は読んでいることは間違いない。