- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198617851
作品紹介・あらすじ
ある日突然、「ゴロツキ」はハワードの家に居すわってしまった。ハワードたちが住む町を陰で支配している魔法使いの一人、アーチャーに言われて来たのだという。さっさとゴロツキを追っ払いたいがためにハワードは手をつくすが、調べていくうちに様々なことがわかってきた。魔法使いは七人きょうだい、しかもそろいもそろって、作家である父さんの書く原稿のせいで、この町から一歩も出られなくなっている、というのだ。七人のだれかが仕組んだことらしいが、いったいだれが、なんのために?個性的な魔法使いのきょうだいたちにふりまわされ、さんざんな目にあわされながら謎を追ううちに、ハワードはとんでもないことに気づき始め…?魔法、音楽、そして文章の力-ファンタジー界の異才が、多彩な登場人物を縦横無尽にあやつりながら描いたユニークな世界。小学校中・高学年〜。
感想・レビュー・書評
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久しぶりに読んでみたら、全然印象が違ってびっくりしました。
「こんなに意地悪なキャラクターばっかりだったっけ。。。?」と思うほどキャラクターが個性豊かで(笑
でも高校生になっても、やっぱりはまります。
こんな夢のような(ちょっと悪夢のような)世界に住んでみたいなあ〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想記録なし
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4-19-861785-6 342p 2003・12・31 初版
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子供の頃に読んだ、私にとっての初めてのDWJ作品
図書館で何度も読み、大人になってついに購入
主人公の家にとある訪問客がやってくることで、ごくありふれた日常生活が少しずつ狂っていき、段々その狂い具合に感覚がマヒしていくかと思えば、やっぱり順応はできないと解決策を考え、ふざけてるのかというような策で解決に持っていく
ハウルのように「よかったね!」とニッコリできる最後かと言われると微妙
ハッピーエンドというより、トゥルーエンド -
*えり*
派手でにぎやかで楽しい本です!
魔法使いきょうだいのキャラ造形がいいなー!
トーキルが好きです! -
スサマジーがポッターさんに嫌がらせをするシーンは何度読んでも最高だ。
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これは楽しい。
この作者らしい性格の悪いキャラが次から次に…。
父さんが書くタワゴトを町を支配する魔法使いたちがねらうのはなぜ?
(2005年05月28日読了) -
再読。やっぱり面白いというか真相が好み。ハウルの動く城シリーズを除けばダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品で一番好きかも。
ただ、作者のミスなのか訳者のミスなのか伏線なのか、途中致命的なネタバレをしてる箇所があるのが非常にマイナス。一回目も二回目もその箇所に「ん?」と首を傾げてゴロツキの正体に気づいてしまったので残念でした。
再読するとアーチャーが結構気の毒というか児童文学で恋愛が当人の破滅に繋がるって珍しいよなあ(苦笑)。「権力は人をだめにする」というテーマが「絶対的な魔法の力」や「家族関係(悪事を全部兄や姉のせいにする末っ子)」で表現されてるのが愉快。いい子に育ってねスサマジー。
お父さんの主張に途中まで肯いてたので衝撃の「お前が言うな」展開にはビビリました。自己中心的な人しか出てこないだけに悪役勢もそんなに憎めず、ちょっぴり同情。というかその内増えて帰ってきそうで怖い。