種山ヶ原の夜

  • 徳間書店
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  • / ISBN・EAN: 9784198621759

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  • 「草原をわたる風を感じたのは満天の星空に思いを馳せたのは夢を見たのはいつだったか人は現実だけでは生きられないのに。伊藤君は冬の間木炭焼きを生業としている。仕事は山から木を伐り出して木炭にすること夢の中に現れた樹霊たちのささやきは、木を伐らないことを訴えて、山によって生かされている主人公の心を揺らす。伐った木は大事に使ってくれよそれが種山ヶ原の木の願い。生きているのは人間だけではない。」

  • 宮澤賢治の戯曲をスタジオジブリのアニメ背景を描いている男鹿氏がリニュアルして絵本に仕立てた作品。

    舞台は北上山地の種ケ原高原。草刈で一夜を過ごす男たちの前に樹霊が現れ、人と山(自然)の共生を寿ぐ物語。山ってこんな感じだったよな・・。と懐かしく阿蘇の草千里を思い出した。

    豊かな自然のふところに人間は抱かれていることを忘れてはならない。

  • 分類=絵本・近代文学・宮沢賢治・種山ヶ原の夜。06年6月。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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