量子の宇宙でからみあう心たち: 超能力研究最前線 (超知ライブラリー サイエンス 1)
- 徳間書店 (2007年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198623791
作品紹介・あらすじ
世界は、時空間に特定の位置を占めることのない、奇妙な「全体論的」織り糸で編みこまれている。超心理体験はもはや、たぐいまれな人間の能力でも、神から授かった才能でも、通常の物理学を超越した魔法でもない。何世紀ものあいだ科学者たちは、時計仕掛けのようなメカニズムで万事が説明できると想定してきたが、20世紀を通してそれが誤りであることを学んだ。本書では、超心理の概念を「からみあう心たち」として探究し、日常生活や実験の場における超心理体験を考察する。何千もの管理実験の結果を分析し、懐疑論的見解を撲滅し、現代物理学が解き明かした世界の構造を探る。
感想・レビュー・書評
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内容に対する興味よりも、読みにくさが勝ってしまって、途中で断念。表現がくどくて意味が入ってこない。
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これは単なる量子論の話ではなく、量子のからみあいの世界から超心理、つまり超能力の存在を証明しようという試みについて書かれた本です。
前半は世界各国で行われた実験結果を引用していますが、偶然とは思えない結果が残されているようです。
また現代物理学から量子論に至る主張やそのやり取りの流れも書かれていて、単純に物理史としても面白いかも知れません。
超心理の世界は人によって解釈は様々だと思うし、それで良いとも思いますが、そういう世界があるということを認識することが大切なのであって、それを受け入れることができればまた道も開けるのではないかと思います。 -
実験例が多すぎてそこは読み飛ばしました^^;量子力学という学問の発達によって、科学が超能力を否定出来なくなってしまったパラドックスが面白い。至高とされてきた学問が、いかがわしい物としてきたものをありえないと言えなくなった過程が楽しい。
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人間の超能力的な現象を科学的に分析する試みの本。私には難解でしたがこの本に書かれている内容が今後もっとハッキリと証明されると面白いだろうと思えました。
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ちょっと読むのは手間が掛かりますが、超能力研究がわかり易く書かれています。<br>
実在はするけど日常生活には関係無いなと言う程度に超能力の存在を信じる気になります。 -
総てはひとつにつながっているという古来からの教えの復活の兆しである。
柳生十兵衛の月の抄にこんな経文が紹介されていた。
眞言不思議
觀誦無明除
一字含千理
即身證法如
行行至圓寂
去去入原初
三界如客舎
一心是本居
A mantra is suprarational,
It eliminates ignorance when meditated upon and recited.
A single word contains a thousand truths,
One can realize Suchness here and now.
Walk on and on until perfect quiescence is reached,
Go on and on until the primordial Source is penetrated.
The triple world is like an inn,
The One Mind is our original abode.
十兵衛恐るべし!
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2007/10月頃購入 現在読書中