「全ての物質は絡み合っている」というテーマからテレパシーや透視、予知といった超能力を紐解く本。とりあえず固い文章が多く読みにくい。その上、似たような実験例が延々と続き、同じような展開に途中で飽きてきてしまう。
●研究者のテーマには暗黙の制約があり、社会的、政治的に論議を呼びそうなテーマは避けられる。研究資金提供者は当然危険を犯したがらないので超心理研究という分野を博士レベルで研究している人は50人にも満たない。
●3年間25万人が施行した予知テストの結果、9.11テロの日が最もテスト結果が悪かった。それもテロが起こる直前にその傾向が出た事から、テロが心身に影響した訳ではない。
●超心理実験は過去に数えられない程実験されており、偶然には起こり得ない確率の結果で存在が度々証明されているのだが、懐疑派は断固としてそれを認めず、都度論戦が繰り広げられる。
後半部分は内容についていけず、読み飛ばしてしまった。この分野に興味とそれなりの知識さえもない自分には敷居が高かったかも。結論としては、超心理といったものはほぼ間違いなく存在は確かめられるのだが、それが実世界に影響を及ぼすほどのものはまだ無い模様。しかしながら、目に見えるもの、科学で証明できないものがこの世の中にはあるという認識は得られた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月4日
- 読了日 : 2016年11月4日
- 本棚登録日 : 2016年10月1日
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