噛む犬 K・S・P

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198630973

感想・レビュー・書評

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  • K ・S ・Pシリーズ第三弾。
    チャイニーズマフィアとの抗争も一段落し、白骨化した遺体で発見された女性刑事の死の真相を追う沖たち。K ・S ・Pのメンバーは相変わらずなまま、新しい展開を迎え、シリーズの中で一番面白かった。
    先が続く展開で、今後も楽しみ。

  • 初めてこのシリーズを読んだ。「血の冠」など骨太の警察小説がこの作家さんの得意分野かなと思っていたが、このシリーズも少し毛色が違うが読みごたえがある。

  • KSPの加納を中心とした個性の有る刑事が夫々活躍し警察内部組織の膿と暴力団の両方と戦いを描くまずまずの作品、ハードボイルド小説にしてはおとなしめでちょっといまいちの作品

  • K.S.Pシリーズ3作目。
    貴里子の先輩女性刑事の不審死から、警察組織と政財界の黒い癒着が、、、。
    前作で逃げ去られてしまった朱栄志と今度こそ決着か、と思っていたら、今回は登場無し。これは次作以降に持ち越しか。その代わり、前作での円谷の疑惑行為に目が向けられてしまう。それも、警察組織上層部の勢力争いが絡んでのこと。K.S.Pの存在危機にまで発展し、今回は何とか守れたものの、今後の展開が気になってしまう。
    シリーズを通して、ミステリー、ハードボイルド、警察組織の内部抗争、といろんな要素が入り組んではいるが、描写が巧みでバランス良く仕上がっていると思う。キャラもシリーズに従い成長し、今後のK.S.Pがどうなっていくかとても楽しみ。

  • KSPシリーズ、初読みだったのですが、ミステリー要素もあり、面白かったです。
    KSPシリーズ、遡って読んでみます。

  • この本には前の物語がある。どうすべいか、ちょっと迷った。で、やっぱ読んだ。かなり面白かった。読んでよかったと思った。本書は「K・S・P」という刑事物シリーズの、第3作であった。先の二つの作品も読もうと決心した。「K・S・P」とは何か。それは本書を読んでみてくらさい。大沢兄いの「新宿鮫」シリーズがお好きな方ならきっと面白く読めるでしょう。すまんこってすた。

  • 相変わらず秀逸ですな。これぞハードボイルド。カッコイイ。

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著者プロフィール

1963年、横浜市出身。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。翌年『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長篇デビュー。99年『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される。

「2023年 『孤独なき地 K・S・P 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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