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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198637873
作品紹介・あらすじ
遅いデビューながら人気作家となった宮越には、胸に畳んだ青春の思い出があった。花火大会の夜、河原で出会った少女と名乗り合いもせず、寄り添って天空に咲く大輪を見物した思い出である。そんな彼のもとに届いた、追憶の少女の娘からの手紙。やがて宮越は、追憶の少女が夫を殺し、服役中に獄死したと聞かされることに……(「遠い夏」)。一期一会の男女の出会いから謎が立ちのぼる、8編の秀作ミステリー。
感想・レビュー・書評
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8編の短編から構成されている。どの作品もいい作品だが、個人的にはこの本のタイトルの『ただ一人の幻影』と最後の短編『遠い夏』が好きだ。花火大会のあと、名も知らぬ少女と夜明けまで月を見ながら過ごした青春の一夜。誰にでもある青春の甘酸っぱい記憶が蘇るが・・・
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