- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198643447
作品紹介・あらすじ
まさか、美人で頭のいいあの久曽神静香が結婚? 彼女をとりまく人々は、戸惑いつつも結婚式に出席する。<新婦出席者> 佐古怜美 静香の幼稚園からの唯一の友人。桜井祐介 高校生時代の久曽神に恋をした美容師。富永仁 静香が足繁く通った結婚相談所の担当。<新郎出席者>高原満男 妹が結婚詐欺にあった警官。小暮宏 三年間で十四回結婚式に代理出席。その結婚相手には深い謎があった。予測できないフィナーレが待っている!連作長篇。
感想・レビュー・書評
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女同士の友情のお話かと思っていたら、途中から何となくミステリの様相が出てきて、タイトルから想像していたのとは違う内容だった。
いや、実際彼女のような人がいたらちょっと怖いかも。そこまでやるの?とやることが大掛かり過ぎてちょっとひいた。
映像化したら面白いのかも?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女王様気質で超美形の久曽神静香を中心にしたエンタメ系ヒューマンドラマ。全5章。
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ハチャメチャなドタバタコメディでした。
特に、静香のウエディングを描く最終話は、少しばかり飲み込みにくい流れです。静香の選んだ男が、結婚詐欺師の塚本とは ⁉ しかも塚本の正体を見抜いた上でなど有り得ないでしょう。
佐古怜美に幸せが訪れそうなラストシーンは良かったですが、全体的に落ち着きのない展開で読んでいて疲れました。
アニメにすればおもしろいかも知れないとは思います。 -
ミステリのジャンルには入るのであろうが、これまでのような青春小説の要素はない。
そのせいで、物語に深みがない。
頑固でプライドが高い静香の結婚相手はどんな人なのか?
その相手について語られた後は、どうしてそんな男と結婚を?
というのが本作の謎だが、いつものどんでん返しはさほど衝撃を受けなかった。
どんな男でもいちゃもんをつける静香だから、塚本についても手放しで褒めているのが納得いかない。
静香の選択は一般人の感覚では理解し難い。
仮に彼女の価値観に則っても、いずれ周囲から見下されるのは明らかで、それを彼女自身が受け入れられるとも思わない。
キャラクターのブレを感じた。
あと、勧善懲悪を求めてしまう私としては、高原が塚本をどうしたのかが気になってしまう。
白河三兎らしさを感じられなかった。 -
可もなく不可もない感じ。
☆3つは、つけすぎ?…
でも、話のスピード感はいい。
あっという間に読める。
どう、終わるのかと思いながら読み進めていたけど、なんか釈然としない 終わりかただったように私は感じた。 -
船上の披露宴で同じテーブルに配置されたゲストの男女。
彼らが語る新婦、そして新郎の話とそこから浮かび上がるこの結婚の真実…なんだけど。
前半のほんのり切ない友情と三角関係の話の段階から新婦静香の破天荒過ぎる性格に圧倒され、一転して後半は不穏な匂いがしてきたかと思えば物語の着地点は予想のさらに斜め上。
「えええええ、そこに落ち着くの!?」と、唖然とした後思わず苦笑。
凡人の私が彼女の思考行動を想像しようとした事がそもそもおかしかったのかもしれない。
色んな意味でエキセントリック。
読み終えた後で表紙を眺めるとなるほどなあと。
面白かったです。 -
少し先が読める感じあったけど、エンタメ性抜群で面白かったです。
結婚相談所の人がなかなか素敵だったな。 -
まさに。タイトル通り。女は怖くて強い。