こうさぎたちのクリスマス (児童書)

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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198651992

作品紹介・あらすじ

美しいイラストレーションで愛されつづける、
エイドリアン・アダムズの絵本

クリスマスの3日まえ。
うさぎの少年オーソンのところに、近所のおさない
こうさぎたちがやってきました。
クリスマスイブに、クリスマスパーティーを
ひらいて、大人たちを呼びたいから、
オーソンに手伝ってほしいというのです。
どうせぼくが全部準備させられるんだから、と
気の進まないオーソンでしたが、いつのまにか
計画に巻きこまれて、大奮闘します。
1978年の刊行以来、米国で40年以上愛されている、
美しくてたのしいクリスマスの絵本。
『みならいうさぎのイースターエッグ』の姉妹編。

感想・レビュー・書評

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  • 〝アボットさんは、兎の一家です。父さんと母さんは、春のイースタ-に使う卵に、絵を描く仕事をしています。息子のオーソンも、工夫しながら、ひとつひとつの卵に、ちがった絵を描いて、すっかり一人前になった、つもりでいます。...クリスマスの3日まえのこと、オーソンの木の上の棲みかに、近所の幼い子兎たちがやって来て、クリスマスイブにパーティ-を開いて、大人たちを呼びたいから、手を貸して欲しいと言われました。どうせぼくが全部準備させられるんだから、と気の進まないオーソンでしたが、いつのまにか子兎たちの計画に巻きこまれていき、大奮闘することに・・・〟『まよなかの魔女たち』の<エイドリアン・アダムス>作による、美しいイラストで描かれた愉しいクリスマスの絵本。

  • アメリカで1978年に刊行されてから40年以上読まれ続けているとのこと。

    やさしくてあたたかい絵と丁寧な文章が素敵です。

  • 少年うさぎのオーソンは、近所のこうさぎたちにせがまれてクリスマスパーティーを開くことになりました。
    両親に手伝ってもらいながらも、大勢のこうさぎたちを率いて大奮闘!
    自分より年少の子の面倒をみることで大きく成長できるんですね。
    最後のページでのお母さんのひとこと。「いつのまにか、おおきくなったのねえ。たのもしいわ」

  • 図書館本。クリスマから2週間が経ち、やっと借りられた。小さなうさぎさん達の願いをかなえるべく、お兄ちゃんうさぎが奮闘する姿は微笑ましい。最後のシーンはなかなかに感動的。今年のクリスマス時期にも、再読したいな。

  • 1978年のアダムスの絵本ですが、内容的には確かに今向けかもしれません。
    うさぎの男の子、オーソンは、小学校6年生前後、だと思います。
    お父さんたちを手伝って、イースターの卵の模様つけもできるようになり(それが両親の仕事なのです)小ウサギたちに、クリスマスパーティをしたいから手伝って!
    といわれれば、めんどくさいなぁ、といいながらも渋々やることになります。
    サンタも自分がやるといいだし、お母さんに衣装を縫って、と頼みます。
    つまり彼は保護されていた子どもから、保護する側に回ろうとしているのです。
    それは、いまの小学生一年生たちの心をぴったりつかむだろうと思うのです。
    つまり、1978年のときには6年生用だった絵本が、いまは一年生用になっているわけですね。
    逆に3、4年生は、小ウサギのがわにまわるかもしれませんが。
    パーティを楽しむ小ウサギたちもたくさんでてくるし、親たちも登場するので、誰が読んでも共感できる相手がいる一冊です。

    2021/01/08 更新

  •  アメリカのロングセラー絵本と知り、手に取った。こうさぎたちがクリスマスパーティの準備のために、もみの木を運んだり、飾りつけたり。はじめはこうさぎたちから距離をとっていたオーソンだが、一緒に作業をするうちに心を開いていく。
     きれいな模様が描かれたたまごを飾りつけたクリスマスツリーが、とてもかわいらしくて素敵だ。

  • うさぎの男の子オーソンは木の上にすてきな小屋を持っています。クリスマスが近いある日、近所の幼いこうさぎたちが、オーソンの小屋にやってきて、とうさんやかあさんにないしょでクリスマス・パーティを開きたいから手伝って、というのです。さあ、オーソンもこうさぎたちも大忙しです。間に合うでしょうか?
    小さい子たちにやさしいオーソンがすてきです。そしてツリーハウス!わくわくしますね。

  • 良かった

  • イースターエッグに絵を描くお仕事をしているアボットさん一家。
    近所の子うさぎたちが訪ねてきて、
    クリスマスパーティーのお手伝いをして欲しいとお願いしされ、
    急いで準備に取りかかる。


    みんなで力を合わせてクリスマスパーティーに取り組む様が印象的。
    大きなクリスマスツリーもアイデア次第で大変貌。
    楽しい時間になるようにあくせく動く子うさぎたちが、生き生きとし、眩しく見える。

    木の上のオーソンさんの小屋、
    とっても素敵。

  • 父さんと母さん、息子のオーソンはウサギ村で1番のタマゴの絵描き名人家族。
    クリスマス前からもうイースターのタマゴの準備をしています。

    ある日、村のこうさぎたちがオーソンを訪ねてきました。
    大人たちへのクリスマスサプライズパーティーを開きたいんですって。

    〇物語絵本。ちびっ子たちにまとわりつかれて、イヤイヤ取り組んでいたのが一番夢中になっていてかわいらしい。オーソンがお兄さんに成長していきますよ。
    イースターのタマゴでツリーを飾るのもよいな!
    ウサギたち一匹一匹の表情が生き生きしている。
    ツリーハウスもステキだ

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著者プロフィール

1906~2002年。米国の絵本作家、イラストレーター。アーカンソー州に生まれ、オクラホマ州で育つ。1929年に美術やデザインを学ぶためニューヨークに移り、ディスプレイやテキスタイル、グリーティングカードなどのデザインに携わる。児童文学作家ロンゾ・アンダーソンと結婚し、夫の作品に絵を描いたことから、イラストレーターとしての仕事をするようになり、2度のコルデコット・オナー受賞作を含む数多くの作品を残した。おもな作品に『魔女たちのパーティー』『みならいうさぎのイースターエッグ』(徳間書店)など。

「2022年 『まよなかの魔女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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