- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198654696
作品紹介・あらすじ
大きな池のまんなかの、
スイレンの葉の上に、
2ひきのカエルがいます。
かたほうのカエルは
棒を一本持っています。
「なんで棒を持ってるんだ?」
「犬がきたら、
この棒でやっつけてやるんだ」
「でも、犬なんていないじゃないか」
「池を泳いでくるかもしれないぞ」
「でも、この池で
犬が泳いでるのなんて、
見たことないだろ?」
「犬を散歩につれてきた
飼い主が、ボールを池に
投げて、『とってこい』っていうかもしれないだろ」
……2匹がこんなやりとりを
しているあいだに、
周囲で起こっていたことは…?
「備えあれば憂いなし!」
リアルなイラストが不気味で楽しい、
読み聞かせで子どもたちが
大喜びする絵本です。
『かしこいさかなはかんがえた』など、
独特のユーモアで読者を魅了する
クリス・ウォーメルの代表作を、
絵本作家はたこうしろうが
軽快に訳しました。
感想・レビュー・書評
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2024-023年生
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よかった。災いは忘れた頃にやって来る。
自然界の生き物たちも、いろいろ考えてるんだね。 -
ただのぼうきれが役に立つこともあるんだね
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用心深く、危機管理をするカエルのお話。一匹は災難が起きることを想定し、それを防ぐ準備をする用意周到なカエル。対してもう一匹は、そんな災害はあり得ないと、あざ笑うカエル。結果は災害が起きてそれを防ぐことになるというお話。
過去の東北大震災を思い起こせさせると同時に、関東大震災に対する備えを真剣に考えるべきだと思わされた。 -
2年生に読み聞かせ。
最後のオチのユーモアを理解できたようでした。
「えーっ、そんなことある!?」という声が聞こえてきたり、クスクス笑う声が聞こえてきたり…。
大きめサイズの絵本で、リアルな絵で、生き物たちがとても生き生きと描かれているので、生き物好きな男子にウケが良かったと思います。 -
「なんで、そんなぼうきれを持ってるのさ?」
「これは犬よけぼうだ。…」
…いやいやいやいや、池には犬よりももっと気をつけた方がいいヤツがいるんじゃないの?
なんとも、ユーモラスな2ひきの会話。 -
2匹のカエルの掛け合いが楽しい! まるで漫才のようです。棒切れを持ったカエルの心配が、杞憂ではなく、予想の斜め上だったのが最高!
関西弁に言い換えて読み聞かせてみようかしら。絵が結構リアルなので、カエルがダメな子がいるとまずいかな。 -
良かった
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大きな池のまんなかに、2ひきのカエル。
「なんで、そんなぼうきれを持ってるのさ?」
「これは犬よけぼうだ。…」
…いやいやいやいや、池には犬よりももっと気をつけた方がいいヤツがいるんじゃないの?
なんとも、ユーモラスな2ひきの会話。