- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198910341
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれて手に取った覚えがあります。
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変態小説集( ´ ▽ ` )ノ。
寿行先生の人間観には、やっぱりいくら何でも偏りがあると思う( ´ ▽ ` )ノ。
本書に描かれたままな人も確かにいるんだろうけど、大半の人はこれほどまで性欲に支配されてはいないと思う……( ´ ▽ ` )ノ。
まあ、人間というもののごくごく一面の、極端なデフォルメ・戯画化ととらえるべきなんだろうね( ´ ▽ ` )ノ。
晩年に近づくほどこの傾向が顕著になっていき、ついていけなくなって、寿行作品読むのをやめちゃったけど、歳をとって改めて読み返すと感慨深いものがある( ´ ▽ ` )ノ。
先に他の作品のレビューでも書いたけど、これは一種の神話再生だね( ´ ▽ ` )ノ。
宗教の起源たる土俗信仰、人間本能の奥深いところの覗き見( ´ ▽ ` )ノ。
物語の原点、そのまた原点への遡行だ( ´ ▽ ` )ノ。
テーマは「人間という生物の不思議さ」( ´ ▽ ` )ノ。
本能に振り回され自分を見失う人々を別次元から観察し慈悲を施す徳田刑事が、まるで菩薩のようだ( ´ ▽ ` )ノ。
できれば全エピソードに登場してほしかった( ´ ▽ ` )ノ。
ストーリー的に見ると、どれもこれも寿行作品群の中ではかなり下の方( ´ ▽ ` )ノ。
同じ短編集なら「幻の白い犬を見た」とか「原色の蛾」「呑舟の魚」なんかのほうがずっとオススメ( ´ ▽ ` )ノ。
2016/12/11 -
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4398342.html)
(収録作品)濁流は逝く者の如し/馬鳴神/魂魄さながら幽鬼なり/べし見の貌/症候群 -
米澤穂信の100冊その84:この辺に隠しておけば…。