- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198923204
感想・レビュー・書評
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“うぽっぽの旦那”こと、臨時廻り同心・長尾勘兵衛が主人公。
暢気で、出世欲も無く奉行所の同僚からはナメられていますが、弱者には優しく、ここぞという時はめっぽう強く、きっちり決めます。
そんな勘兵衛も、妻の静が謎の失踪をしているという事情抱えており、今後の展開にそれがからんでくるのかも気になります。
※うぽっぽ:暢気者、うっかり者、浮かれて遊びあるく者など詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
O うぽっぽ同心十手綴り1
ここんところガツンとした捕り物から離れていたので心地いいスッキリ感。
同僚にさえ蔑まれているうぽっぽの旦那こと臨時廻りの勘兵衛。手柄を譲ってばかりでそれを知らぬ輩からは無能扱いされているが、実は…、とまぁ、よくある話? 同心捕り物はいろんなパターンがあるけれど、これは明るくほのぼの時にはピリリ。特に勘兵衛がキレたときの啖呵がスッとしていい。20年前に出て行った妻女のことはちと余計。そんなのなくても全然やっていけたのにシリーズ通しての憂いとしてあつかいたかったのかな。 -
第一弾
長尾勘兵衛は臨時廻り同心、娘綾乃と暮らす。母静はなぜか無断で家を出ている。謎である
医師仁徳、手下の銀次、新人同心鯉司郎、浮瀬の女将おふうと登場人物は揃っている。
南町奉行、根岸肥前守も登場、強いか弱いか正体不明の主人公の人情捌きと、闇始末記 -
福々しい顔にのんびり穏やかな性格から「うぽっぽ」とあだ名される同心。
実は人情深く、切れ者で、めっぽう強い
江戸の事件を小粋に裁く短編集。
シリーズあるようなので順次読んでくつもりーー
主人公の同心は、一見昼行燈、実は・・・っていう
よくあるパターン(笑) -
臨時廻りの庶民に慕われるが上司には疎まれる同心が人情裁きで最後には勧善懲悪を見せるシリーズ。科人にも情けをかける人情家であり正義漢、そして弱者に優しいところなど読んでいて心温まる。