沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198931193

感想・レビュー・書評

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  • 唐の国に渡った若き日の天才空海と、橘逸勢の冒険物語。
    冒険っていうか、楊貴妃と玄宗の秘密に関わる呪い的なものに巻き込まれて、空海が唐のすごい僧などを置き去りにどんどん問題解決に進んで行ってしまうと言う・・・。

    空海と橘逸勢の関係が、陰陽師の清明と博雅っぽくって・・・なんかデジャヴ?

  • 空海が遣唐使として中国(唐)に留学した時代のお話。妖怪がウジャウジャはびこっていたが、空海はバッサバッサと妖怪退治というか真相解明、若き天才として中国人からも注目されることになる。空海の狙いは密教を盗むことであった。。。

    まさに伝奇小説という雰囲気が堪能できる一品。夢枕さんの発想は、いつも凄いなぁ。。。と感心してしまう。

    (2010/4/5)

  • 空海と逸勢この二人のコンビが夢枕獏さんの別シリーズ陰陽師の清明、博雅のコンビを髣髴とさせる。
    地の文もあまりなく、会話で主に話が進んでいくのでさくさく読めて読み心地がよい。
    私は空海の足跡などを全く知らないので、小説としてどういう風に脚色されているのか、されていないのか分からないのだけど知らないからこそか興味深く読めた。

  • 全4巻

  • 「空海」が主人公のようだけど、結局「楊貴妃とそのまわりの人々」の物語だった。空海は、なんというかオブザーバーであり、サポーターであり・・って感じ? その空海にくっついている逸勢に至っては・・うーん、なんだかな。とにかく、空海&逸勢には、「陰陽師」の晴明&博雅様のような魅力が感じられなかったにゃorz

  • 「陰陽師」の夢枕獏が空海を描く。安倍清明が空海に変わっただけという感もしないでもないが、とにかく面白い。
    マホメットも出てきたので、期待したが、あまり個性的ではない。次巻に期待しよう。
    500頁を超える分量だが、あっという間に読了した。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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