大波乱の予兆 野田民主 vs. 谷垣自民 (徳間文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198933760

感想・レビュー・書評

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  • 民主党がいかにダメだったかが、よくわかる。本当に日本の歴史に残るダメな政党だった。

    福田さんの時代、小沢は大連立を自民党に持ちかけたのは、小沢は民主党が子供の政党であることを危惧していたから、大連立で与党に入って予行演習を行う予定だった。

    運の良さとは逆境を潜り抜けられるかどうかである。運が向かないときに、へこたれずに、前向きに物事を考え、行動できるかどうか。それができる人間がうんが良い。

    タラップの上から総理夫人が手を振ってはいけない。それをやって良いのは総理大臣だけ。上から目線と思われるから。

    小泉さんの時代から何もしないで大臣になれると思ってしまったが、小泉さんは裏で見えない努力をしていた。民主党はそれをやっていなかった。

  • 野田政権誕生前後の民主党内部の動きがよく分かる。
    その当時の世の中の流れ自体は、新聞・テレビなどの報道にて分かっていることも多いが、その時に政治家たちがどう動いていたのか(その一部)が分かる。
    膨大な資料やインタビューを基に書かれたのだと思うが、政治家が、本音をすべて語っているとは当然思えないので、その舞台裏にはもっとドロドロとした利益誘導的なものもあると思う。
    ただ、政治家の方々が官僚に振り回されている感が否めない。また、それぞれの主義主張も分からないわけではないが、どうも内向き(省益、党益中心)な議論が多いことの方が気になった。政治家ってもっと国益を考えて、もっと大局観をもって国内・国外の問題にあたってくれよと言う思いがして、逆に残念な感じ。

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著者プロフィール

1944 年6月7日、広島県に生まれる。1968 年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970 年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983 年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400 冊以上にのぼる。
近著に、「田中角栄秘録」「官房長官秘録」「小泉純一郎・進次郎秘録」「清和会秘録」(イースト・プレス)、「映画女優 吉永小百合」(朝日新聞出版)など。

「2016年 『田中角栄の酒 「喜びの酒」「悲しみの酒」「怒りの酒」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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