スクランブル 空のタイタニック (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (634ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936006

感想・レビュー・書評

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  • 日本をアジアの属国とする陰謀に自衛隊で防げるのか、


    ここ数年頻繁に話題となる韓国や中国・台湾との領土問題や年金危機、外国人参政権等を背景としてエアバスの最新大型旅客機が乗っ取られるというSF小説ですが、自衛隊の戦闘機やエアバスの操縦等メカニックでマニアな表現が多くちょっとげんなり感があります。

    また、これはありえないだろう美少女アニメ的な主人公の女性他登場人物は変った名前でしかも全員が超エリートで事件に立ち向かって行くのだが一方で悪役は脇が甘く単純な大物政治家っていう設定なんです。。。

    題名の通り本書は北大西洋に沈んだタイタニックの謎をモチーフにして居りストーリー的には面白く旬な領土問題を背景して国民感情を高揚させる様な設定は非常に面白いのですが主体が飛行機でこちらは詳細過ぎる程くどい描写ですが他のディテールは軽過ぎてまるで漫画を読んでいる様な感じで項の進みは速いですがあまり印象に残らなかったです。

    自衛隊物や飛行機好きの方であれば戦闘シーンも多いので面白く読了出来ると思います。

  • 夏見正隆の描く東アジアの情勢は、極め付けにキナ臭い。与党である主権在民党自体が怪しげであり、政権の閣僚内部にも売国奴が多数いる始末で、背景設定が雑なところはご愛嬌。なにせ、竹島の上空でKF16とドンパチやろうという設定なのだから、ある程度は仕方がない。純粋ヒーローものとしてなら十分読める内容である。差し詰め日本版クライブ・カッスラーというところか。今回は、新規参入の航空会社が日本キャリアーとして初のA380を韓国に向けて就航便に、レンジャー研修明けの漆沢美砂生と山澄二尉が拉致される。前作から代わり映えのしないプロットである。しかし、本作では、政敵排除のため巧妙な罠が仕掛けられているが、拉致された二人の女性尉官の活躍により敵の排除に成功する。しかし、オートパイロットにより操縦されている機体の自由は中々取り戻せず、そうこうしているうちに韓国軍のF16が上がってくる。竹島を国土とし領海設定を変更するウルトラCで現地に急派された二機のイーグルは丸腰、駆るのは風谷と鏡。後半の空戦シーンの描写は、流石と思わせるものがある。

  • イーグルドライバーの話なんだけど、架空戦記じみてきたなぁ。
    丸腰のイーグルと CA380 で KF16 を12機撃墜…
    CA380 でバレルロールするし。
    久々に美砂生さんの登場。CS過程やらレンジャー訓練やらやってたのね。
    鏡黒羽は相変わらずだし、風谷くんも進歩しているみたい。

  • 息をもつかせぬストリーの進行。一気に読める物語。いや、一気に読ませる構成力は、夏見さんならではの出来栄えである。

  • 荒唐無稽な話と言ってしまえばそうなんだけど、急いで読み進めてしまう。次も楽しみ。

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著者プロフィール

1960年生まれの現役パイロット。その航空戦の描写のリアルさは現役ならではのものがある。迫真の航空アクションには定評があり、ほかの著書に『チェイサー91』や天空の女王蜂』シリーズなど。

「2021年 『スクランブル 蒼穹の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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