- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198939793
作品紹介・あらすじ
養鶏場を経営するも、借金まみれ。あげくに追加の設備投資を勧める営業マンを突き飛ばし、鈴木明男は軽トラックで逃亡した。たどり着いたのは神山田という人里離れた山村。昔からの村民、こなたばあちゃんの家で厄介になりつつ、そこで明男が目にしたのは、お金を使わず自給自足、義務や強制のない暮らしを提唱する男、民人がつくった共同体だった。彼らの目的は? 本当のエコロジーって何? 『限界集落株式会社』の著者が贈る野心作!
感想・レビュー・書評
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この作家さん3冊目
もう少し頑張りましょう
悪主役の過去の描き方はGOOD詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.10.22
なかなかミステリだし、人の裏表も描いていて面白かったです。
もっと長くなっていいから、あと一展開位あって
こなたにももっと活躍してほしかったかも。 -
自給自足、少しいかがわしい集団の話と読み進めて行ったが、以外に色々広がりがあり面白っかた。
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282
期待し過ぎた。
同著者、読了1作目。 -
2013年7月刊。2015年6月文庫化。脱マネー&エコなコミュニティのお話。コミュニティが継続し、大きくなる過程の問題と事件のハラハラドキドキ感に押されて一気に読みました。結末が、限界集落株式会社路線では無いありふれた話だったので、ちょっとがっかりです。
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20150723
長〜い病院の待ち時間もあり1日で読了した。
限界集落株式会社が面白かったから読んでみた。
同じく限界集落を舞台にした作品で、本作も個性的な登場人物が多く、主人公が何人もいるみたいで面白かった。
描かれているような集団が、エスカレートしてカルト集団になっていくんだろうなと想像させられた。
田舎暮らしがしたいなら、誰かに依存したり、手っ取りばやい方法ではなく、自分の身体を使って中身のある生活をしなければならないと感じた。 -
エコや自給自足には憧れるけれど、どこか違和感も感じ続けてきた。その違和感を考えさせてくれたのがこのお話。エコってオシャレのためにするものではないのだ。あえて不便なことを選ぶことでもないのだ。こなたおばあちゃんが痛快!ぐるぐる考えながら読んでいたのに、最後の展開が何これ~?!って感じで、蛇足な気がした。
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「限界集落・・・」とは一味違った、過疎の山間地帯を舞台にした作品。東日本大震災にオマージュを受けた作品であることは間違いない。二つの物語が最後に一つになる、そんな感じで。個人的には、秩序のない集団は失敗する。そんなイメージはあります。