うたかたエマノン (徳間文庫 か 7-9)

著者 : 梶尾真治

• 徳間書店 (2016年11月2日発売)

作品紹介・あらすじ

カリブに浮かぶマルティニーク島に住む少年ジャン。彼は、異国の美少女エマノンと出会う。以前、この島に来たときの記憶を取り戻すために再訪した彼女。画家ゴーギャン、記者ハーンらとともに、ジャンは、島の奥へと旅することに……。
地球に生命が誕生して以来、四十億年の記憶を持つ少女エマノン。
ソンビや様々な伝説が息づく神秘の島で、エマノンは何を見つけるのか？　
人気シリーズ。

感想・レビュー・書評

[魚雷屋阿須倫さんの感想 · 2020年7月26日]

＃日本SF読者クラブ　連作短編集ではなく、珍しく長編。ゴーギャンやラフカディオ・ハーンが登場。エマノンの定番スタイルであるジーンズなどの由来も明らかに。

[masahi-6さんの感想 · 2017年6月26日]

珍しい長編、エマノン（=no name）姉さん。
しっとりな冒険譚が癖になってます。

[tocaさんの感想 · 2016年11月10日]

エマノンシリーズ。
ノスタルジックな冒険譚だった。
このシリーズは基本的に短編の方が好きなのだが、たまには長編も読みたい……。

著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」（星雲賞）『未踏惑星キー・ラーゴ』（熊日文学賞）『サラマンダー殲滅』（日本ＳＦ大賞）、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで　白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」