アリスの国の殺人 〈新装版〉 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198946593

作品紹介・あらすじ

「このミステリーがすごい!」1位!

「週刊文春ミステリーベスト10」1位!

「ミステリが読みたい!」1位!

2021年版の国内ミステリー年間ベストで3冠を達成した著者の代表作!

日本推理作家協会賞受賞作品。

「このミス」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」2021年版で3冠を達成した著者の代表作!
日本推理作家協会賞受賞作品!

コミック雑誌創刊に向けて鬼編集長にしごかれる編集者の綿畑克二。

ある日、行きつけのスナック「蟻巣」で眠りこけ、夢の中で美少女アリスと出会う。

そして彼女との結婚式のさなか、チェシャ猫殺害の容疑者として追われるはめになった。

目が醒めると、現実世界では鬼編集長が殺害されており、ここでも殺人の嫌疑をかけられてしまう。

二つの世界で無実を証すために事件の真相を追うことになった。

日本推理作家協会賞受賞の長篇ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 難しかった。
    現実と不思議の国の両方で殺人事件が起こり、その真相に迫るお話。
    現実と不思議の国でのリンクは特になし。
    序盤から登場人物が多く、なかなか物語に入り込めなかったが、だんだん入り込めるようになり、謎解き部分は面白かった。
    ハッピーエンドではないし、ラストは人によって解釈が変わるかも。
    理解した上でもう1回読むのも面白そう。

  • 本書もたまたま見かけたものである。
    ファンシーなデザインや、大小さまざまのフォントや鏡文字など、見かけ上でも楽しい工夫がされていたし、アリスの世界における謎解きも、不思議の国におけるある意味筋の通った(?)推理が展開されていて面白かった。ただ、不思議の世界の醸し出す雰囲気と、「現実」との最後の落差に少し驚いたというのが正直なところであった。著者の作品はほかにも多くあるようなので、他のものもぜひ読んでみたいと思う。

  • ワンダーランドと現実世界を行き来しながら繰り広げられる2つの事件。ラストは逃避なのか、それとも病的な何かに飲まれたのか。
    アリスの世界観ならではの言葉遊びやタイポグラフィー等の工夫が面白い。

  • 書かれた時期を考えでも斬新

  • ちょっと読みずらかった。

    不思議の国のアリスという題材や夢と現実がリンクしたようなシチュエーションに惹かれた。

    また、事件の顛末や物語の構成は他には無いものがあって新鮮だなーと思った。

    だけど、読みずらい。
    漫画やアニメ作品の知識が豊富では無いためか、作中の表現が分かりずらかった。
    後、登場人物が酔っ払った時間が多かったり、考え方がいまいち共感出来なかった。

  • うむ。
    断念する。

  • 本家「不思議の国のアリス」のように、言葉遊びいっぱいでかなり趣向が凝っていた。

  • ふーん、そう来るかてな感じ。
    今の目で見ると「へぇ~」位だけれども、40年前ならこの相当インパクトがあったんじゃないか。それともその頃の方がラディカルだったか。
    ミステリとしてはそんなに。メイントリックは読者を本気で騙そうとしてるんだろうか。こんな風に書いたら見抜かれちゃうよ、てな描写が散見される。他に書き方がいくらもあるだろうに。ちょっと意図がつかめない。

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著者プロフィール

1932年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、NHKに入社。テレビ初期のディレクター、プロデューサーをつとめたのち、脚本家に転身。『鉄腕アトム』、『エイトマン』、『ジャングル大帝』、『サザエさん』、『巨人の星』、『デビルマン』など、1500本超のアニメ脚本を執筆した。また、推理小説作家としても活躍しており、『仮題・中学殺人事件』、『迷犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』(牧薩次名義)など多数の著作がある。現在、デジタルハリウッド大学教授。国際アニメ研究所所長。本格ミステリ作家クラブ会長。

「2009年 『『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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