気高き花の支配者 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006289

感想・レビュー・書評

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  • 水原先生の残酷な話が好きならおすすめ!
    王道の主従関係はやっぱり最高。

  • おじさまに嫌悪。読んでいてつらかった。

  • ハーフの貿易商 X 下働き少年  年上攻

    大正三年、初夏。数奇な運命に翻弄される蓮が辿り着いた先は、商社を経営する御影家の屋敷――。 過去を知られぬよう美しい顔を髪で覆い隠し、下働きに努めていた蓮。けれどある日、ひょんなことから屋敷の主人・御影琢磨の興味を引いてしまう。異国の血を引く優雅な容貌で、男女の境なく奔放に遊んでいた御影は、蓮の謎めいた出自を明かそうと強引に抱いてきた! 「おまえのことは俺がすべて決める」。被虐の日々に必死に耐える蓮だけど!?

  • 大正時代の没落貴族の話って聞いてもういてもたってもたまらず買ってしまったわけですけど!大好きな水原先生ですし!
    両親が亡くなり、変態のおじさんに騙されて恥辱の限りを尽くされて性行為にトラウマにというもう心ときめく設定も本当に素晴らしいとおもいます!
    で、エロいこと全般トラウマになってるのに好きな人とセックスしたいと思うまでの過程が素晴らしいですねーーーー!!!ダンダン
    あと以前水原先生の作品について台詞が硬いという意見を目にしたような気がするけれど、これは文学っぽい空気というかそういう硬めの台詞が大正という設定にしっくりきてたんじゃないかな~と個人的に思います
    最初の方からプレゼントあげたり攻め様の好意がわかりやすくてにやにやする…
    あと嫉妬心が高まりすぎてレイプとか素晴らしいですね

  • 大正時代の没落貴族の話って聞いてもういてもたってもたまらず買ってしまったわけですけど!大好きな水原先生ですし!
    両親が亡くなり、変態のおじさんに騙されて恥辱の限りを尽くされて性行為にトラウマにというもう心ときめく設定も本当に素晴らしいとおもいます!
    で、エロいこと全般トラウマになってるのに好きな人とセックスしたいと思うまでの過程が素晴らしいですねーーーー!!!ダンダン
    あと以前水原先生の作品について台詞が硬いという意見を目にしたような気がするけれど、これは文学っぽい空気というかそういう硬めの台詞が大正という設定にしっくりきてたんじゃないかな〜と個人的に思います
    最初の方からプレゼントあげたり攻め様の好意がわかりやすくてにやにやする…
    あと嫉妬心が高まりすぎてレイプとか素晴らしいですね

  • (あらすじ)
    資産家の跡取り息子から一転、貧しい下働きへ―。
    家が没落し天涯孤独な蓮は、豪商の御影家に住み込みで働くことに。
    そんなある日、隠していた美しい顔が、屋敷の主・御影琢磨の興味を引いてしまう。
    「おまえは何者だ?」
    異国の血を引く端正な美貌で富みも名声も手にする御影は、
    蓮の素性を明かそうと強引に抱いてきて!?


    (感想)

    御影・シモン・琢磨(豪商)×市川蓮(使用人)

    水原さんにしては嬲り方が中途半端なような(笑)
    まあ、谷崎のシーンがその場面になるんでしょうが、
    今までがもっと激しいイメージだったので…こんなものか??


    う~ん、蓮は最初から最後までいい子でしたね。
    そして御影、どこらあたりから急に蓮の事を??
    なんだかその辺もハッキリしないな~
    だから本当に後半の蓮が大切な場面にまでいかないと
    私の中では谷崎(父親が亡くなり助けを求めたのがこの人。
    最初はいい人を装ってだけれど蓮を歪んだ性のはけ口として
    手に入れ嬲り続けた人)と一緒で、あまりいい男とはいえないです。

    そして御影が前半で抱き続けてた男娼の子。
    最初は本当にムカつく野郎だなと思ってましたが、
    家族の為に身を売って生計を立ててたみたいで
    実はいい子だったことに何だか安心した(笑)

    御影も最初から身の上を知ってたんだから、
    蓮に言われたからじゃなく、
    最初から足抜けさせてやればよかったのに…
    いい人過ぎても面白みがないのかもしれないけれど、
    いまいち、私の中ではいい攻めではないんだよな~(^^;)

  • 甘すぎず辛すぎず、こういう構成・雰囲気はとっても好み。

  • 新しい時代と古い時代の混沌とした大正時代が好きです。
    資産家だった蓮は没落し、商社を営むハーフの貴公子、御影の家で下働きをしている。
    御影は恋に奔放で屋敷に迄男娼を呼ぶ始末。
    ある日、その男娼の機嫌を損ねてしまった蓮が鞭で打たれている時に御影が戻り、うっかりと蓮の口をついたドイツ語や英語に驚愕し、そして
    興味を持つ。
    わざと顔を隠して素性を隠していた蓮には、身を潜めている訳があった。
    蓮の美しさや賢さに次第に惹かれていく御影。
    ある日無理矢理同行させた夜会で、蓮の素性を知る事になるが。
    蓮の一度身を落としても這い上がれる力や、育ちの良さからでしょうか、他人を思いやる気持ちが溢れていて好感が持てました。
    この時代の上流階級の方々に集う夜会は心惹かれますね〜☆

  • 経済的に落ち着いていない大正のころの話で、始まりから既に以前は「坊ちゃん」と呼ばれた身であった受が奉公人として攻の屋敷に働いている。奔放に遊んでいた攻がある日誠実に働く健気な受に心惹かれ、ラブい展開に…と簡単にはいかないのが水原さん。受が攻の屋敷へ雇われる前に酷い目にあっている。が、以前の水原さんのような強烈さは感じなかった。『うぁぁぁーっ』とかの叫びがあんまりないからかな。全体的にも硬い感じというか、小難しい感じがした。好みの問題だと思うけど。

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