攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械 (徳間デュアル文庫)
- 徳間書店 (2004年7月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199051470
作品紹介・あらすじ
西暦2030年。電脳化・義体化が進む一方で、癒されぬ人々の心の闇は、さらに凶悪な犯罪を呼ぶ。新人のトグサが招慰難民居住区で掴んだ暗殺計画。その標的は、なんと公安9課課長の荒巻大輔だった!黒幕の正体を暴くため、あえて暗殺者の前に我が身をさらす荒巻。そして草薙素子ら9課メンバーの前に現れる最強義体。その正体とは…。大人気アニメシリーズ『攻殻機動隊S.A.C.』の本編スタッフが書下しで描くオリジナルストーリー第2弾、中編「タチコマの恋」も収録して、ますます過激にヒートアップ。
感想・レビュー・書評
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タチコマかわゆす
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前の第1巻より本書のほうがより攻殻S.A.Cに話が近い気がする。刑事ドラマとしてのストーリーとしてハラハラ感が強い。最初は短編3本が載っていると思っていたがすべてつながりがある。ひとつの長編である。裏のあらすじには中篇「タチコマの恋」と有るがこれもひとつの話の中の出来事であり事件の重要な登場人物が出てくる。
内容としてはきちんと公安9課が戦うアクション風のところもあり、操作もありで面白い娯楽小説である。 -
2011-02-12
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何度も読み返しがきく。
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今まで読んだ攻殻機動隊ノベル3冊の中で一番好きかもしれない。少佐の活躍は少々抑えめかも。
短編の1つ目は、状況を理解するのがちょっと難しかったけれど、どうなってしまうのか読めないながらも面白かった。
バトーさんとサイトーさんの言葉の応酬が面白い。サイトーさん無口なようでいて確かにこんなふうにしゃべりそうだ。サイトーさんが好きなので結構嬉しい。
婦警さんとタチコマのお話も楽しくて好きだ。白黒2色に塗り分けられ、パトランプをつけたタチコマなんて、かわいいではないですか。しかも9課の機能を駆使してパトロール!不審車追跡!
最後の短編まで読み進んでみて、これは短編集…と思いきや、さほど濃くではないが全編が繋がっていた。 -
人気TVシリーズ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のノベライズ本の第2弾です。アニメと同様に少しでも見逃すと、事件の核心に触れることができなくなります。また、あれだけの事件性をこの小説に詰め込むのは大変だと思います。
この本では、1話、2話、3話と内容が全く違うのですが、実は1,2話には3話の伏線が張ってあって…とにかくとても面白いです。
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前作より好きかも。タチコマとトグサが出番多かったし。バトーさんとサイトーさんが仲良くお茶目トークだったし。短編集かと思いきや、ちゃんと繋がっているという。
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買ったまま。現在保存中。2007/8/22
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ようやっと読破。
「魔弾の射手」、「タチコマの恋」、そして「凍える機械」の3つの短編が入っていますが、きちんと1つの話としても通っています。
「魔弾の射手」って、何か聞いたことあると思ったら、最近までやっていたTBSドラマのブラッティ・マンデイ第2期に出てきたテロ組織だった。
S.A.C.の中でも組織名だけ出てきていたような…。トグサがしゃべっていた記憶があるのは私だけ?
「タチコマの恋」はタチコマの会議の回を彷彿とさせるような雰囲気。
「凍える機械」は軍用の最強義体をめぐっての最終決戦。きちんとまとめてもいます。
短編だけど、思わず「おおー」と言ってしまう程S.A.C.らしさが出てる。
原作ファンはどうかわからないけど、S.A.C.ファンの人には満足できる作品。 -
攻殻SACオリジナル小説第三弾。
未来の東京が舞台。 -
文庫化されて嬉しかったです。文章になっても、アニメ時と変わらない迫力と内容。素子さんもですが、トグサくんの活躍も中々のもの。タチコマの出番も多く、彼主役の話もあって読み応えあり。現在3冊出てますが、もっと出てくれないかな〜と期待しております。