- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199502927
作品紹介・あらすじ
『さすらいエマノン』は、原作シリーズの同タイトルのまんが化ではなく、中篇『かりそめエマノン』のエピソードを骨格に、まんがオリジナルの要素を加えた続編。フルカラーで描かれた第一部は、コミックスに先んじて中綴じムック『EMANON』として刊行された。
雑誌掲載時のカラー原稿を完全収録。そして、全編大幅加筆修正し再構成した2部編成で贈る新しいエマノンの旅路がここに記される。
感想・レビュー・書評
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初版
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2作目
「梶尾真治の傑作小説を、鶴田謙二が満を持してコミカライズ。コミック版『エマノン』シリーズ第2作目。地球上に生命が発生してから現在まで、進化の過程のなかで、30億年の記憶をすべて引き継ぎ持っている少女エマノン。彼女が旅を続けているのは、特別な目的があるのではなく、何かに呼ばれるような衝動を感じるからだ。人の住まなくなった島へ渡り、人里離れた山奥へ赴く。それは、結果として、絶滅しそうな種を存続させることになったり、逆に最期を見届けることもある。地球に生命が生まれてから現在までの記憶を持ち続ける彼女に課せられたものは、何なのか? そして、地球に生命が誕生して以来の記憶を受け継がせるため、必ず一人の娘を生んできた彼女であったが、あるとき男女の双生児が生まれて……。『さすらいエマノン』フルカラー版64ページ分を完全収録。」 -
「おもいで」の次に読んだ。
SFしてきたな -
前作からの感覚で見ると、お話しになっていて少し残念。 二部構成?になっていて、 前段のカッパものは心地よかった。 ガキンチョとの細かな交流から絵は続いているにもかかわらずガバっと時間がずれる。宙ぶらりんにされるこちら側がたまらん。 後半はルーツさがしっぽく、因果の匂いが立ち込め、物語の終わりが染み出していてなんだか残念な気持ちに。 原作読んでいくとまた違うのかもしれんな。
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生まれ落ちると同時に母親の記憶を奪い引き継ぐことを繰り返し、数十億年の記憶を持つ少女・エマノンシリーズのコミック第2巻(鶴田謙二は遅筆らしく、2巻までたどり着いたのは本シリーズのみとか(笑))。本巻は、この時代に生きているエマノンには、なぜか、双子の兄がいて、その兄に再会・・・といった内容であるが、いよいよ盛り上がるところで「to be continued」。しかしながら、本巻は半分がカラーページであり、ウットリするほど美しく、エマノンのヌードも満載。「to be continued」であったとしても、意味はある。
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なんだか寂しい展開だったなぁ……巻末の描写を見てもなんとなく七瀬シリーズを彷彿とさせる
とはいえ作画がため息が出るほど美しい。セリフが非常に少ないにも関わらず並みの漫画よりも多くを語りかけてくる。空気感が、匂いが、音が、光が、全てが生き生きとして鮮やかに伝わってくる。もうそれだけで感動してしまうのだ。カラーページとかほんとに素敵でしょうがない
短編で終わるのかと思ってたけど続くんだな。個人的な希望だけど悲しい終わりにはなって欲しくないな -
相変わらず絵が素晴らしい。キャラクターや場所の設定も魅力的。ただ物語の内容が一巻に比べて多少ぼやけている。そのため全体を少し空疎に感じた。「この作品が映画であれば」という仮定は意味のないことだろうが、映画を連想させる作風のシリーズだと思う。