喰う寝るふたり 住むふたり 1(ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199801198

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  • 再読

    ひとりで靴も脱げないわたしが
    ヒールを履いて恋をすることはもうないんだろうな
    ←安心感や居心地の良さを求める段階に変わっていったところが良く表れているな

  • これは…。
    交際10年、29歳女っていう設定が自分と同じで、かなりの衝撃を受けました…。ていうか、漫画でこんなに衝撃受けたの初めてかも!!
    私は同棲していないけど、あああああこれ超分かるうううう(誕生日プレゼントのところとかw)、とか、ああああああこれ言われたことあるううう、とか、いちいち白眼剥いて読んでましたw
    10年付き合っていてなんで結婚しないのかっていうのは、それぞれ理由があると思うけど、リツコとのんちゃんの日常の中にその答えが隠されているような気がします。
    二人の日常に勝手に励まされました★

    リツコが渋谷の雑踏の中で居心地悪そうな背中を見つけ、「この人とだったら付き合えそう…」と思ったら、それがのんちゃんだった、というシーンがとても好き。

  • 長く共に暮らし、気がつけば結婚を強く意識せざるを得ない年齢。
    しかし彼らは、その微妙な状態を保ったまま、緩やかに小さな幸福を噛み締めつつ暮らしていく。

    そんな二人の限りなく夫婦に近い生活。
    結婚していない二人に対する周りの環境や二人の距離感などが絶妙な設定で、日常的すぎる二人の暮らしが微笑ましく楽しく切なく朗らかに描かれている。

    何よりポイントは、1エピソードに対して主人公である彼らの男女それぞれの視点で物語が描かれている点。

    それぞれの角度から見るエピソードの側面。
    それぞれの視点からみえるそれぞれの思い。

    実に面白い手法だった。


    とはいえ、どうやらその手法のみではなく、単一な物語もあるようだ。
    本巻ではそのエピソードでさえ、別のエピソードとリンクしており、なかなか面白い!

    幕間に描かれている作者のオマケ漫画にて、ゲームの『街』が好き、と記載されているので同ゲームを知る方なら頷ける話かと思う。


    二人の今後の行方、そして漫画でありながらまるでAVGのようなゲーム性をもったこの作品を今後も期待したい!

  • ドラマを見ました。いいなあー同棲。めちゃ楽しそう。こにたんかわゆす。怒り方も超キュートでまったく怖くない。強面役が多い金子ノブアキが草食系優男だったけど、とてもうまくて似合っていた。いるいるー、ふわふわした感じの人!

  • 同棲中の二人についてのお話。あーなんかこんな同棲なら楽しそう、って思ってしまう。付き合い始めのラブラブなところじゃなっくて、長く付き合ってるからこその安心感とか、楽しさが詰まってる感じが羨ましい。

  • コンビニにて立読みで読破(すみません)。
    何かの雑誌でおススメ本として紹介されていて気になっていた本。
    イヤ~、リアル!こういう空気感、大好き。
    結婚未満なんだけど、いやあ、うち籍入ってるけど大して変わらないよ、焦らなくていいよと思いつつ、そこには大きな壁があるってことなんだろうなあ。
    それもすごくわかる!!
    お互いを大切に思う気持ちとか、相手の機嫌が悪い時の解決法とか、そうそうと思うことばかり。
    読み終わっちゃったからもあるけど、リアルすぎて手元に置いておくのはちょっと辛いかもとも思ってしまった。
    ごめん。

  • これは幸せな読後感。

  • 友人の言葉を借りると
    「相手のことを思いやってやったことでも、相手は気づかなかったり何とも思わなかったり不快に思ったりすることがあって、
    でも思いやっていればちゃんと伝わるんだなあ。」

    10年のおつきあいと同棲をしているカップルでも親しき仲にも礼儀あり。
    礼儀っていうのはつまり与えられているすてきな空間がいかに稀有なものかを自覚して…うん、小難しいことを言うのはやめて、
    要するに元気に過ごして欲しいな、幸せにしてあげたいな、と思い続けること。
    相手を好きだなあと認識し続けること。が大事な気がした。

    恋愛だって結局は人間関係のひとつ。
    でも大好きと思う人を選んで生活できるなんてたまらなく幸せじゃないか。

    のんちゃんもリツコもとっても可愛いです。
    大事なことを忘れないように、またあとで読み返したいと思います。

  • 10年交際、同棲8年目のカップルのリアルな問題を男側・女側の両面から描く。同棲したことないけれど、長すぎる春は終わってしまう説があるのでこの2人の行く末が心配。

  • 付き合いの長さが躊躇させることばというのは、ある。相手の反応が予測されるだけに余計に言い出せなくて澱のように積もる、ことばと気持ち。

    でもたまには言わなきゃ絶対に理解されないんだよ、と我が身に照らして。

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著者プロフィール

日暮キノコ:第29回別冊フレンド新人まんが大賞で佳作を受賞しデビュー。主な著作に『喰う寝るふたり住むふたり』『個人差あります』『モンクロチョウ』など。

「2023年 『喰う寝るふたり 住むふたり 続』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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