西荻窪ランスルー 3 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784199804328

作品紹介・あらすじ

アニメーターとなり、初めての年越し。
咲たちが次に挑むは「動画」から「原画」へとステップアップするための“昇級試験”。
試験への覚悟を決める咲たち「動画組」だったが、実はもう一人の受験生が――――。
“できない仕事”と“やらなければいけない仕事”に
全力で挑む大人たちによる青春物語!

感想・レビュー・書評

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  • 新キャラが多数登場。日向野さんが言うように私もリーダーたる独特の目が苦手で共感。意識が高い人を見ると自分の無力さにくるしくなってしまう。 そして今野くんの話ではクリエイティブな仕事では最終的にセンスなどの才能が全てなんだと当たり前の現実を痛感した。
    そして一ノ瀬さんの話では最初の頃は苦手な媚売りタイプかと思っていたけれど、全ての人に愛嬌を振り撒き自分の夢を掴みに行こうとする姿勢はたくましく本当に強い女だと感じた。 自分の特技を理解し最大限活かせる人は実際少数だろうし尊敬できると感じた。

  • 今野さんのエピソードは中々に辛いものがある。
    努力は必ず報われるとは限らないのだ。
    ただ、裏切りはしないとは思いたい。
    踏ん切りをつけて新しい道で活躍できることをただ願いたい。

    一ノ瀬さんは異性に媚を売って恋愛に持ち込むのではなくて
    力では男性に勝てないから
    男性にも女性にも、愛嬌で接して
    自分のやりたい仕事をする為に戦っているというのが恰好良い。

  • コミック

  • 動画から原画にあがる昇格試験
    その試験は5度落ち続けると辞めると言われている試験。
    そんな試験に4度落ちて腐れ気味の今野くん。
    自分自身の限界だと思いたくない、でもただしがみ付いているだけなのかもしれない。
    葛藤し続ける今野とやっぱりここでも光る松本さんの言葉。
    現実は辛い。でも、この決断が、今野にとって良い一歩になったのだと思いたいです。

    後半からは典型的な女子に嫌われる系女子の製作デスク。
    やっぱり女子から嫌われる嫌われる。媚売って仕事をしていると周りの女子からの妬みがすごい。
    でもそんな女子の腕は媚は、やっぱり本物だ。きっとこの2人はどんどん仲良くなって行くんだろうな。

  • 今回は、新人の子が、というよりは、群像劇。ベテランの日向野さんに巡ってきたキャラデザの話し。四年目で伸び悩む今野さんをめぐる本人の葛藤と周囲の気遣い、厳しさ、温情。忍耐と根性だけでは乗り切れない壁と、中途半端な優しさよりはっきりとした評価。最後は、ぶりっ子で媚びてると言われながらも、一匹オオカミで、したたかにやりたいように仕事を進めていく子の話。悪口や愚痴、噂話みたいな薄っぺらい会には興味が持てず、体力じゃ男に叶わないから愛嬌というべきことははっきりとして、まわしていく、と。場面場面で自分の仕事のやり方をかえりみてしまう。

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著者プロフィール

■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。

「2018年 『西荻窪ランスルー ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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