- Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199804717
作品紹介・あらすじ
巡と頼子は同棲3年目。週に一度だけふたりの休日が重なる日曜日に、おいしい燻製をつくってふたりで楽しんでます。店長に就任して3年が経つ頼子。いつの間にか慕ってくれる後輩ができ、燻製の作りっこをするまでの仲に。小さなふたりのいぶり暮らしは少しずつ広がっていって…?待望の第7巻!
感想・レビュー・書評
-
私だけかも知れないが、この『いぶり暮らし』を読む時は、ちょい良い店で燻製したソーセージやベーコンを買って来て、ツマんでいる
何が明確に変わるって訳でもないんだが、なんとなくの気分で
きっと、更にディープなファンは、自作した燻製した食材を使った料理を食してるのだろうな
改めて言う事でもないが、この『いぶり暮らし』の切り口は新しく、食漫画界に一石を投じたな、と感じる
大袈裟でも何でもなく、この作品が燻製ブームを起こしていると言っても良い
時代を地味に動かした漫画の感想を書けている、この興奮は漫画読みならでは
この(7)を読んで、ふと思ったが、この『いぶり暮らし』が面白い、と感じるのは、登場人物が全員、大人と判断される年齢だからかも知れない
『紺田照の合法レシピ』や『食戟のソーマ』、『澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。』などの、高校生が主役の料理漫画も十分に面白い
ただ、自分と実年齢が近いキャラクターらの食生活を見る事で、共感が生じる
燻製ってのは、大人だからこその贅沢の一つなのかもな、と感じるのも大きい
高校生だって、燻製は出来る
けど、仕事に就いていて、休みの日にやる、そのルールが、大人らしいのだ
自分でも正直、伝わりそうもない、と感じるが、ともかく、大人になりたい、カッコいい大人になりたいってんなら、燻製に挑戦してみるといい
最初は失敗するだろうけど、そこから学び、次はどうやったら上手くいくかを考え、試行錯誤を繰り返す事で、人間性も燻されていき、人とは違った旨味が出てくるはずだ
一人で楽しんでも良いが、折角なら、恋人か仲間と一緒にやった方が楽しいだろう。食べて貰える幸せってのは、誰かとでなきゃ味わえない
うわぁ、なんか、急に気恥ずかしくなって来た
読み手に、こんな事を言わせるだけの美味しさがある、『いぶり暮らし』は、まだまだ、旨味を凝縮させている真っ最中
次巻では、どれほどの美味しさで吃驚させてくれるか、楽しみ
できりゃ、純とアツシのコンビの出番が増えていると嬉しい
この(7)で、特に美味しそうだ、と感じたのは、燻製カツオたたき
まだ、旬は先だからこそ、期待が高まる。もう、見た目から美味そうなんだから、実際に匂いを嗅ぎ、舌で味を感じたら、ほんと、「浅い」と自己嫌悪に陥るコメントしか出ないだろう
ストーリーでグッと来たのは、第55話「バターロールが香る、燻製ミニホットドッグ」だった
ちょくちょく行っていた、長年、お気に入りだった店が閉まってしまうってのは、寂しいよなぁ。店主さんにも都合があるのは承知している。ただ、やるせないと言うか、地味に引きずるんだ。まぁ、新しい店を開拓する、それもそれで楽しいんだけど
この台詞を引用に選んだのは、スッと心に入ってきたので。老いたくない、それは誰もが思う。けど、こんな風に、歳を重ねた事で生じる、物事の捉え方の変化、それを考えると、大人になっていくのも悪くない。自分が衰えた、そう思っていると、本当に衰えてきちゃう。気の持ち次第で、若さってのは、いくらでも保てるし、いつでも取り戻せる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
燻製チーズフォンデュとか、燻製コンビニチキンとか、燻製ミートソースとかどれも心そそられる。
-
コンビニのフライドチキンの燻製ってお手軽。燻製挽肉試してみたいなぁ。ミートソース絶対おいしいもん。こたつ危険。一旦入ったら出られなくなる!