ホワイトダークネス 下 (YA Dark)

著者 : ジェラルディン・マコックラン 木村由利子

• あかね書房 (2009年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[とっくさんの感想 · 2009年5月19日]

ビクターおじさんの真の目的は、シムズ・ホールを発見することだった！　
ビクターおじさんの陰謀が明らかになり、シムは父の死の真相、自分が聴力を失った訳を知る。しかし、南極の白い闇から逃げ出す方法は全くない…。
とにかく次から次へと事件が起こり、シムが助かる道は見えないまま。諸悪の根源、ビクターおじさんすら…。読みながらこの話がファンタジーになるのではと期待するのに、マコックランは一筋縄ではいかない。やられた、ってところです。

著者プロフィール

1951年生まれのイギリスの作家。『不思議を売る男』で88年にカーネギー賞、89年にガーディアン賞を受賞。2004年に『世界はおわらない』でウィットブレッド賞児童書部門受賞。18年には『世界のはての少年』で二度目のカーネギー賞受賞という快挙を成し遂げた。

「2022年 『世界のはての少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」