- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253170734
感想・レビュー・書評
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【再読】
「死ね! この空と海と大自然の美しさのわからんやつは────生きる値打ちなどない!!」
再読もついに15巻までやって来ました。ここまで来ると、内容を覚えている話もちらほら出てきますね。特に最初の『宝島』でブラックジャックが放った「死ね」という言葉に対する衝撃は、今でも思い出すことができます。今まで彼がたくさんの人の命を救ってきたからこそ、重くのしかかる言葉です。
今巻を通して感想を述べると、不思議な話が多めでしたね。テーマとしては「生きがい」かなと。ある一つのものに執着し、身も心も挺して戦う人達。それはもちろんブラックジャックも例外ではなくて、「私はな 、切るだけが人生の男なんだ」と語る所からも分かります。何はともあれ、私はブラックジャックを含め、この作品に登場する人達を、褪せることなく、ずっと尊敬しているのです。
(特に好きな話3つ)
『宝島』
『死者との対話』
『霧』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「20年目の暗示」では、ブラックジャックの指が動かなくなり、ひやっとする。
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「木の芽」の話は不思議でもあり怖くもある。
人の命を大事にするブラック・ジャックらしい話がつまっています。 -
『宝島』『スター誕生』『コレラさわぎ』などが収められています。
わたしのお気に入りといぅか、BJの中で一番強烈だったエピソードが『木の芽』。小学生の時に古本屋でコレを読んでから、BJの世界に足を踏み入れるコトに…;
BJが母校の解剖実習室で昔手術をした死刑囚の遺体と対面する『死者との対話』もイイし、親に見離され家出し山奥で遭難した娘をBJが助けに行く『霧』もイイお話し♪ -
やっぱり美容整形テーマってネタが尽きないんだな…すげえ…
あとこれが全身から葉っぱが生えてきちゃう男の子の話か…やっと読めた… -
手塚治虫作品の中で、かなり有名な作品。
一読はしておかねばと思い、読了。 -
ブラック・ジャックのお金を奪おうとする輩に小島へ案内させられる話、サボテンが寄生する話、がんの治療薬開発者ががんになる話、外国文化を禁止している国の外科医の話、コレラの話、ブラック・ジャックの手が動かなくなる話。
ブラック・ジャックが相手に「死ね‼︎」と言うなんて衝撃的でした。
「この大自然の美しさの分からんやつは、生きる値打ちなどない‼︎」というセリフが続くんですが、どんな人にも生きてこそなところがあったので意外な一言でした。
あ、でもやな奴は見殺しにしたりするか。
木の葉が生えてくる少年の話はホラーですね。
鳥肌が立ちました。
なんでブラック・ジャックはサボテンの芽だって分かったんだろう。
コレラを同級生からうつされていたけど、意外とどうでも良さそうな縁の人の押しに弱いですね。
話の流れ上そうしてるだけかもしれないですけど。
たまに自己暗示や催眠術の話も出てくるけど、そういう治療法も肯定していたのかな。
しかしブラック・ジャックが催眠術にかかってる間、お腹を開きっぱなしの患者にハラハラしてしまった… -
詰め込み教育の少年のブラック・ジャックの立ち回りが好きだわあ。
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亀甲墓 子宮 ハブ つくられたマネキン オプンチアというサボテンの一種 Rh−型 解剖実習の死体たち 谷川岳 一ノ倉沢 緊張病 精神分裂症の一種 そのまま人事不省に陥って モーツァルトの鎮魂曲レクイエム 生物時計 松本零士のかく女そっくり 腸捻転 生け花 スペインの闘牛 死んでいく花より野にはえて生きる花のほうがどんなにいいかわからん コレラの潜伏期間 後催眠暗示 春本を盗み読みする年代 罪と罰 包含する 巨大なタペストリーの縦糸横糸にあたる脇役達 無数の「閃光の人生」をその「クライマックス直前に幕をあげ」て読者に提供した タナトロジー死生観 一生命体としての限界を超越しておられたのか
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お金をもらえなくても患者を助けたり、整形をした人に手術前のほうが奇麗だったといったり、信念をもってブラックジャックは仕事をしているんだなと思ったが、あまりにも綺麗すぎるのではないかという気もしなくはない。