魔法少女・オブ・ジ・エンド 5 (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253220309

感想・レビュー・書評

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  • つくねが事件の発端と知った警官は、過去に戻って殺そうと考えます。
    しかしながら、魔法少女にそんな奴がいると知らない(伏線2

    そして魔法少女の力(不死、腕力アップなど)を普通の人間が取り込めるという状況になります。
    これも伏線の一つなんでしょうね。
    作られたということを考えさせるための。

    仮面の人は、主人公を助け、未来をどうするか決めろと伝えます。
    そして、魔法少女たちは未来からきたことを、警官は尋問により知ります。
    魔法少女たちは、つくねに作られてはいない。
    だが、つくねがボスであることには変わらない。
    つまり、誰か他の団体、個人がいるということになります。

    仮面の人が、ある意味ここで幼馴染じゃないかも感を出しており、
    なおかつ派閥がいるのを示唆してきます。
    我々の計画。
    つまり、オブ・ジ・エンドとは一体。
    つくねが死ぬことにより、警官の想像通り世界は変革を始めました。
    仮面の人が髪のアレをつけていることもあり、つまりそういうことだったの?
    と不思議に思う中で、あれお前生きてたんだという幕引き。

    ここまでが、第一章なんだろうなという印象ですね。

    最初1巻を読んだときは想像もしないものでした。
    ただ、1巻等に書いたとおりこの作品は、ある意味根っこはあるのですが、周囲を固める強さがない気がします。
    魔法少女とは一体なんなんだをするにはもうちょっとこだわるとか、残酷性を見せてもいいのです。
    その魔法少女についても、次の巻で説明されちゃいますし、敵が誰なのかがわかってしまうとこの物語はあっさりと終わってしまう気がします。

    この物語を要約すると(ここまで)
    魔法少女のボスはつくね(あかね)である。
    魔法少女を作ったのはつくねではない。
    そしてステッキを持てば、魔法は使える(ただ不死身などの力は持てない。
    魔法少女が復活する際に、自分の身体を干渉させる(?)と同じ構造になれる。
    しかしながら、魔法少女を操るつくねと違い、別の人間たちが干渉している。
    それに対向する不良の仮面がいた。
    つくねが死ぬことにより、この残酷な世界はリフレッシュされた。

    となるわけですが、1巻のあの切羽詰まった追ってくる感って一体なんだったんだになります。
    というのは、テンポがはやいというのもあるのですが物語が進むに進んで、1巻のあの異常性を消してしまうのです。
    一回病院で復活しますが、最初の絶望感と比べると塵程度になってしまうのです。
    過去に戻って、幼馴染の正体をとくれば、ここまでの幕引きは想像通りに収まってしまいます。
    殺せばいい。
    そのための6巻~になるわけですが。

    個人的に嫌いではない作品なのですが、惜しい気がします。
    あと一個何かがあれば、化けそうな気がするんですがそれが一体何なのかわからりません。

  • その設定にすれば何でも説明がつくとは思えない

  • 全然本誌で追ってないので五巻で完結かと思った。
    続いてるんですね続き楽しみーー

    第一部完、みたいな所なんでしょうか。
    つくね含めた周辺の謎が次巻以降明らかになるといーな姫路さん然り

    なんだかんだで変態公僕嫌いじゃない
    チート能力のその代償もおっきそう

  • 電書。おかっぱが愛しい。 ╰(*´︶`*)╯

  • ストーリーより、画で読み手を惹き、押さえ込み、逃がさない類のスプラッタ漫画
    加速する事を止めず、謎を段階的に明かしていく話それ自体も目を見張るものはあるのだが、面白い、と断言できるだろうか、そう考えると微妙
    とことん、登場人物を残酷に殺戮する魔法少女のコミカルだが笑いづらい姿と、独特の鉄臭さが匂ってきそうな死の描写のインパクトが、ストーリーを霞ませてしまうほど強いのも理由だろう
    キャラクターも、どこかで見たような感じはないが、個性的とも言えない
    ただ、個人的に一人、好きなキャラはいる
    芥倫太郎だ
    彼は実にイイ
    人が人として扱われずに殺されまくっている、この状況で、ブレずに人間らしさを維持しているように思えるのだ
    人間らしく狡猾で、人間らしく下種で、人間らしく変態で、人間らしく短気で、人間らしく勇敢で、人間らしく残虐で、人間らしく傲慢で、人間らしく不屈で、人間らしく怒り、人間らしく憎み、人間らしく嘲り、人間らしく嗤い、人間らしく惨酷になれ、人間らしく無慈悲になれ、人間らしく愛に生きている
    魔法少女は怖い存在だが、人間を止めた彼は化け物以上におぞましい、だから、好きだ
    さて、極限状態に追い込まれ、もしくは、自分から踏み込んだ児上貴衣は選択した
    この決断は、どんな地獄の門の鍵を回してしまったんだか、気になるね

  • 凄い単純に終わったかと思いきや…新刊からの展開に期待

  • 絵は全然好みじゃないけど、
    はちゃめちゃさと怒濤の展開と「まじかる~」にヤラれて
    読んでましたが、

    正直今回の感想は、
    え~…(^_^;)でした。
    次回の展開次第。かな~

    この広げた風呂敷をどう納めるのか!と
    期待して読んでましたが、
    今までの謎や不条理に見合うオチと思えなかった。
    でもまだ謎が全部解けてるわけじゃないから…

    個人的には「細菌」「宇宙人」「そして○年後」オチは
    超ガッカリなので
    …正直「巻き戻し」も、え~(--;)なんですが、
    「魔法」なので辛うじて「有り」として
    今までの展開に見合うオチをつけて欲しいと思います。
    不条理でも卑怯でもいいんで。
    見合うオチを!

  • 意表突く展開。

  • 何も考えてない絶望系スプラッタかと思ったら、意外と緻密な伏線がある。うまくまとめられれば、好き嫌いはあるにせよ「からくりサーカス」に匹敵するクオリティになる可能性がある。

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著者プロフィール

千葉大学大学院社会科学研究院准教授。1976年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)

〈主要業績〉
『「平等」理念と政治――大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義』(吉田書店、2014年)
「大正期の東北振興運動――東北振興会と『東北日本』主幹浅野源吾」(『国家学会雑誌』第118巻第3・4号、2005年)

「2019年 『公正から問う近代日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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