あえるよ! 山と森の動物たち

著者 :
  • 朝日出版社
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本棚登録 : 125
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255012407

作品紹介・あらすじ

クマもウサギもオコジョもライチョウも
日本の山でがんばって生きていた!

『ざんねんないきもの事典』の次に読みたい、
自然界のひみつ


日本の山で、がんばって生きている、身近な動物たち。
かれらがどんなふうに毎日暮らしているか、
じつは、まだまだ知られていないことがたくさんあるんです。

『クマとたぬき』の帆さんによる、ほっこり、ユーモラスなマンガと、
『ざんねんないきもの事典』の今泉先生による、びっくりの動物エピソード。
さらに一歩ふみこんで、大きな自然のしくみにせまっていきます。

・雪の下に小さな世界があった!
・ムササビの巣穴は人気アパート?
・ナキウサギは干し草をつくる。
・野生ではボスザルはいない!

雨の日は、どうくらしているんだろう。
動物たちはどんなふうに世界をみているんだろう。
すぐとなりにある大自然をのぞいてみよう。

キャンプやハイキング、山登りが100倍楽しくなる
「あしあとの見方」「山に残されたサイン」「フンの見方」なども収録!



★今泉先生の「はじめに」より -------------------------------

ずいぶんと長い時間がたちました。私は50年以上、動物のことを勉強してきたんです。本で勉強したことと、山と森で体験したこと。それがこの本に書いてあります。私の経験と知識がぜんぶ入っているから、これを読めば、小さな動物学者になれますよ。
動物のことを知ることは、大きな自然のしくみを知ること。それは、ひいては人間の生き方、どうやって生きていくか、につながると思います。自然を大事にしようって、わざわざいわなくても、自然のしくみがわかれば、おのずから大事にしてしまうんです。


★マンガ・帆さんの「はじめに」より -------------------------------

日本の動物たちは一見素朴ですが、複雑で細やかな模様や色合いをもっていたり、森や里山に適した姿をしていて、日本の自然にこそしっくり溶けこむ美しさがあると思います。(…)山や森で動物たちが生き生きと暮らしている姿を描きたいと思いましたので、楽しんでいただけたらうれしいです。

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感想・レビュー・書評

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  • ・漫画がついていてわかりやすい。
    ・次山や森に行くときは、動物がつけた印を意識して見てみたい。
    ・熊やハチなどにあったとき、どうすればよいのかわかってよかった。
    ・動物の生き方や気持ちを知って、大変さがわかった。(可哀想、酷いなぁと思った)
    ・とても良い作品だった。

  • 一つ一つのエピソードが面白く、漫画の動物たちも可愛いです。絵と文字と内容が『ざんねんないきもの事典』のようで、とても読みやすいです。短いエピソードが何個もあって、短い時間で少しづつ読める所も良いです。

  • 自分の気になった所しか読んでいないが色んな発見があって面白かった。ボクは動物のなかでも、クマに魅了されている。理由は、クマの剥製を初めてみたときにクマの迫力に圧倒されたからだ。特に、爪はまるで鉄のよう…こんなのに引っ掻かれたらひとたまりもない…ということで興味を持ち、クマの部分を読んだ。
    クマに会ってしまった時は色んな対処方法が言われてるけど、カメラを向けて撮るというのは驚きだった。クマはカメラが嫌いらしい。自然界では、眼状紋というものが自分の身を守るためにある生物がいる。確かに蛾や芋虫の体に目の模様をしているのをみたことがある。あれは鳥から身を守るためらしい。それと同じ原理でクマもカメラが目のようにみえるのではないかということだった。

  • 見開きで一つの話題なので、隙間時間に読みやすい。たまに山登りはするけれど、ちゃんと見てないのか、本書に書かれているような動物の形跡に気付いたことがほとんどない。今度山に行く前には、本書をもう一度開きたい気持ちだ。
    たとえ山に行かなくても、あの動物にはこんな習性があったんだ!と好奇心を満たしてくれる本です。

  • 動物図鑑。雑学。行動学。
    帯の通り、「ざんねんないきもの事典」シリーズの次にピッタリ。
    文章もマンガも、どちらも情報量が多めで、十分に満足できる内容でした。

  • 図書館で借りて読んで買い直しました

  • マンガはかわいい
    野生動物に会う方法が書いてあると思って期待したけど動物雑学本でした

  • ふむ

  • オコジョは世界でもっとも小さい肉食獣。ウォーダンスをする。イイズナはオコジョよりひとまわり小さい。(私が見たのはイイズナかもしれない)。イタチ科は、見た目が可愛いわりに気が強い。オコ・イイ・テンはしっぽで見れける。オコジョはしっぽの先が黒い。(80ぺージ)
    イラストがゆるくて可愛い。ウォーダンスの絵なんてホント気が和む。

  • かわいくておもしろい

    田舎に住む人なら身近な動物を多く取り上げているから、あの行動はそういうことだったのか!と発見があっておもしろい。
    ふりがなが結構ついているから小学校高学年から読めるかも。

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著者プロフィール

今泉 忠明(いまいずみただあき)
動物学者。日本動物科学研究所所長。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を歴任。『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)、『図解雑学 最新ネコの心理』(ナツメ社)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)『愛くるしすぎるイキモノ パンダのすべて』(廣済堂出版)など著書、監修書多数。

「2023年 『マヌルネコ 15の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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