ハイウイング・ストロール (ソノラマ文庫 お 4-9)

著者 :
  • 朝日ソノラマ
3.33
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本棚登録 : 120
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784257770275

作品紹介・あらすじ

陸も海も重素雲で覆われてしまった地球。人々は、かつて高地だった「島」に住み、空中を漂う「浮獣」を狩り、その製品に頼って暮らしている。15になる不良少年リオは、無理やりその「浮獣ハンター」にスカウトされた。年上の女性ハンター、ジェンカに鍛えられ、やがて訪れた充実の日々。最強の獲物を狙うという二人の夢も膨らむ。だが、この世界が重い秘密の上に成り立っていることはまだ知らない。

感想・レビュー・書評

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  • ―――陸も海も重素雲で覆われてしまった地球。
    人々は、かつて高地だった「島」に住み、空中を漂う「浮獣」を狩り、その製品に頼って暮らしている。15になる不良少年リオは、無理やりその「浮獣ハンター」にスカウトされた。
    年上の女性ハンター、ジェンカに鍛えられ、やがて訪れた充実の日々。最強の獲物を狙うという二人の夢も膨らむ。だが、この世界が重い秘密の上に成り立っていることはまだ知らない。


    小川一水のフライトSF
    ターゲット的には高校生ぐらいなんかな

    王道という言葉が似合う、少年の成長ストーリーと
    それを彩る設定,サブキャラ
    小川一水作品には、読後感がさわやかなものが多いが、これは中でも群を抜いていると感じた。


    ただ、「重い秘密」のあたりをもう少し掘り下げて、ヘビーでハードなSFにしてくれたらますます俺好みだったなあ、ということで☆は4つ






    翼を連ねろ

    百の翼を、千の翼を。比翼の鳥となり、わたしに挑め

  • 少年の成長物語という点において、爽快なまでにジュブナイルなのだろう。
    私個人としては複葉機で機銃でドッグファイトなだけでおなかいっぱい満足してしまった(笑)

  • システムとしての調和。

  • 小川一水特有の冒険ワクワク感と主人公まっすぐ頑張る感と人間には希望がある感がよくわかる作品。この本の設定でつくったネットワークゲームを是非やってみたい!

  • ハイウイング・ストロール
    面白い! 結局はすべて人間が仕組んだことだったというのが!

  • 小川一水作品も初めてー。普通におもしれぇぇぇぇぇ!!

  • こういった物語って好きなんですよね。
    つくられた世界の中の真実を知る物語って、なんかツボなんですよね。

    ただ、この世界の謎というか真実はちょっと見え見えのような気がしないでもありません。が、それもまた良です。

    この本この台詞
    「やらせてくれるのかっ」
    って、やはり初めての時はがっつくものです。なにがって、あれですよあれ。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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