さるかに (はじめてのめいさくえほん) (はじめてのめいさくえほん 6)

  • 岩崎書店
3.31
  • (1)
  • (2)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265030767

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★みどころ★
       
       かにが おむすびを ひろいました

       そこへ さるが やってきて いいました。

       「かにくん この かきのたねと そのおむすびを

        とりかえっこ しないかい?

        おむすびは たべてしまえば おしまいだけど
     
        かきのたねを うえれば まいとし
     
        どっさり かきのみが たべられるってもんさ!」

       かには もっともだと おもい

       とりかえっこを しました。 

       
       
       かには種をまき、せっせと水をあげました。

       やがて美味しそうな柿がどっさりなりました。

       でもかには、木に登ることができません。

       そこへさるがやってきます。

       かにはさるに、柿を取ってくれるようお願いします。

       でもさるが投げた柿はあおい柿。

       その柿を、かにに投げつけたのです。

       かにはつぶれて死んでしまいました。

       するとそのお腹から、こがにらがたくさんうまれてきました。

       かにをかわいそうに思った はち くり うすが

       さるをこらしめに、さるの家に向かいます。

       
       年代によってタイトルや登場キャラクタ、細部の内容などは

       違った部分があるそうです。

       少し昔にさかのぼると、さるも最後死んでしまうとゆうストーリも

       あるのですが、現代では

       「敵討ちは残酷で子供の教育上問題がある。」

       との見方があったそうです。

       そのため、かにやさるは怪我をする程度で

       さるは反省して平和にくらす、と改作されたものが多くなりました。

       いつもとても優しいいもとようこさんのイラスト。

       でもこのさるの表情は、いつもと少し違っていました。

       なんとも言えない意地悪な顔に、描かれています。

       そこがこの絵本のみどころともいえます^^

  • ちょっとはしょりすぎかな?いもとよう子さんの絵はいいのだけれど。

  • (2008-01-12)

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

絵本作家。兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞とグラフィック賞を受賞。作品に『いとしの犬ハチ』「あかちゃんのためのえほん」シリーズ(講談社)、『まほうのあけだま』『まいにちがプレゼント』(金の星社)など400タイトル以上。

「2023年 『ともだちだもん!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いもとようこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×