- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265068203
作品紹介・あらすじ
ぼくは、ひとつのものがたり。あなたも、ひとつのものがたり。みんなに、それぞれものがたり。ぼくは、ぼくのものがたりを書きます。あなたのものがたりをきかせてください。わたしたちひとりひとりを、かけがえのないものにしているのは、なんでしょう。人種やはだの色?それとも…わたしたちひとりひとりのちがいは、ほんのちょっとしたことかもしれません。あざやかでドラマチックな、わたしたちすべての生への賛歌。
感想・レビュー・書評
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とても分かりやすい
皮膚の下はみんな骨がある
皮膚、肌の色 髪の毛 服などなかったら?
みんな骨。
みんな同じ。
人種差別について 子供ても分かりやすく伝えている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジュリアス・レスター (著), カレン・バーバー (イラスト), さくまゆみこ (翻訳)
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[江戸川区図書館]
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された、同著者の「あなたがもし奴隷だったら…」を読んで、こちらも読んでみようかと。
こちらは、人権とか奴隷とか言う差別的問題の根底となる、「人種」について。人種というものは、表面的な差異にすぎない、根本はみな同じだ、ということを、カラフルな色遣いの絵と、自答も交えた語りかけで語った絵本。まだ人種とか差別とかがわからない低学年には半分問いかけの絵本として、人種差別などを学んだ高学年には嫌みのない教育書として使えるかな? -
期待していたのと違っていた。言いたいことは分かるのだけれど、かんがえようといいながら、答えを誘導しているような。絵は良い。ところで今ふと思ったのだけれど、相手の見た目が分からないネットでのグローバルな交流では、人種差別は起こりにくいのだろうか?
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★★★★☆
人種や肌の色で優劣を考えるのはおろかなことだ。
肌の下にあるものはいっしょなのだから。
語りかけるところ、判断を読み手に任せるところがよかった。
(まっきー) -
2010/01/08
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絵本だけど、
内容は小学校高学年以上だと思います。
読んであげれば、3年生でもいけるか?
作者は、
お父さんとお母さん、家族、
好きな食べ物、趣味、好きな色など、
誰にも身近な、必ず持っているものから始まって、
人種・偏見・差別について、
優しく語りかけるように読者に問いかける。
「人種やはだの色のほかに、
だれにでも、たくさんのものがたりがある」
「名まえも知らないのに、
『あなたのものがたりなら、わかってるよ』
なんて言える?」
難しい理屈じゃなくて、
普段の自分のままで、
そうだよね〜、って素直に思える。
それがいいと思います。
絵本だからたくさん読まなくてもいいし、
絵がかわいすぎず、力強いので、
中学生に読んで欲しい本です。
人権・差別・国際理解などのテーマで
ブックトークをする時にはぜひ!