つくもがみ (京極夏彦の妖怪えほん)

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 岩崎書店
3.32
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本棚登録 : 358
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265079728

作品紹介・あらすじ

京極夏彦の妖怪えほん「楽」の巻。100年使われた道具たちの宴!
「ものをそまつにするとばけてでるよ」おじいちゃんはそういうけど、どういうことだろう?
京極夏彦と城芽ハヤトが描くエンタメ妖怪絵本。100年生きた道具が大騒ぎ!

感想・レビュー・書評

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  • おじいちゃんが「ものをそまつにするとばけるよ」と言ったけど、そうじゃなかったね。100年たつとつくもがみになるんだよ。つくもがみたちと踊るおじいちゃんがシュール。

  • 京極夏彦の妖怪えほん「楽」の巻。
    娘が「また怖くないやつでしょ~」とニヤッとして言うので、「どうだろうねぇ~」と答えて、少し大袈裟に神妙な面持ちで読み聞かせを始める。
    ものを粗末にすると化けてでると言うおじいちゃん。
    その光景を想像する男の子。ちょっと怖いかも…娘は少し不安そう。
    しかし大事にしていたはずのおじいちゃんのものが化けて現れ…
    そこからは「楽」が一気に弾ける。
    娘も息子もキャッキャと笑いながら一緒に弾けた。
    楽しいだけでなく、ものを大事にしようというメッセージも伝わってくるし、なにより最後の締めくくりもよかった。
    このシリーズなかなかおもしろい。娘よ、次こそはきっと怖いぞ~。

    • ひろさん
      1Qさん♪
      ふふっそうですね~( ̄▽ ̄)ニヤリッ
      怖がるところもみた~い!
      大人気ないですが今度は怖いの読みますよ~w
      1Qさん♪
      ふふっそうですね~( ̄▽ ̄)ニヤリッ
      怖がるところもみた~い!
      大人気ないですが今度は怖いの読みますよ~w
      2023/08/03
    • 1Q84O1さん
      私も娘さんがビビった反応楽しみにしてます(≧∇≦)b
      やっぱり大人気ないですねw

      娘ちゃんへ
      おじさんからのアドバイスです
      ママにご本を読...
      私も娘さんがビビった反応楽しみにしてます(≧∇≦)b
      やっぱり大人気ないですねw

      娘ちゃんへ
      おじさんからのアドバイスです
      ママにご本を読んでもらう前にはおトイレに行っておきましょうね
      あとから怖くなって行けなくなってしまうから…
      2023/08/03
    • ひろさん
      ありがとうございます!
      1Qさんからのアドバイス、しっかり娘に伝えておきますね~( ´˘`)b
      ありがとうございます!
      1Qさんからのアドバイス、しっかり娘に伝えておきますね~( ´˘`)b
      2023/08/03
  • 物を粗末にすると化けて出てくるのは〝勿体ないお化け〟ですが、 物を大事に使っていれば、100年生きた道具に宿った神さまが、ありがとうの感謝をこめた踊りを舞いながら出てきてくれます。 そんな〝つくもがみ (付喪神.九十九神) 〟の 妖気でたのしい<京極夏彦の妖怪えほん>シリ-ズの一冊です。

  • 鉛筆や消しゴムでなく「鉛筆削り」の付喪神が初手に登場するところがユニーク。
    ちょっと意外な展開も、妖怪好きの京極先生らしくて素敵。
    ダイナミックな絵柄も自分の好みには合っていたが、最後のページに描かれているモチーフがいまいち判別できず、ほのぼのしたオチなのかちょっと怖いオチなのかわからずちょっとだけ消化不良。

  • ≪県立図書館≫

    捨てればいい。また買えばいい。
    使い捨ての世の中になって、もう久しいけれど、なんとなくどことなく違和感がくすぶる。
    物に対する強い固執にも賛同はできないけれど、丁寧に、できるだけ大切に物と関わっていきたいものだ、と思う。

    ざわざわした絵の質感が、田舎というか、ちょっとした古さを際立たせていて、面白い絵本だと思った。

  • 子どもと読みました

    大好きな妖怪と物の使い方を
    子どもなりに 感じ取ったようです

  • 『うぶめ』とは打って変わってこちらは楽しい妖怪えほん。
    付喪神と踊るおじいちゃんと孫のはしゃぎっぷりがなんとも可愛く、こんな素敵な妖怪に会えるなら物を大事にしたいという気持ちもわいてくると思う。

  • 2023年度 3年生 5分
    ものをそまつにすると、ばけてでるよ。
    おじいちゃんは、そういう。
    ばけてでるって、どういうことだろう?
    ワクワクする始まり、独特で温かみのある絵のタッチ、
    物を大事にするということを教えてくれます。
    3年生の素直な反応があり、読んでいてとても楽しかったです。
    2023年度 4年生 5分
    お話を読む前に、「みんな、つくもがみって知ってるかな?」と聞くと、
    「聞いたことはある!」と答えてくれた子ども達が何人かいました。
    でも詳しくはわからないとのことで、早速絵本を読み始めました

  • 図書館て読了。京極先生はよく絵本の文章担当されていることは知っていたが、読んだことはなかったため、新鮮。読んだ感じ、京極先生らしい作品だなぁ、と。京極絵本は基本的には妖怪が題材にされたものが多く、絵もかなりホラーテイストなものが多いので、お子さんには少し怖いかもしれない…。

  • 物を大切に使わないと化けて出るぞみたいな感じかな。100年使うとよろこんで踊り出しますよ。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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