- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265860296
感想・レビュー・書評
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2020年読書感想文コンクール高学年の部、課題図書、海外枠。
今年はこれが当たりな気がする。
子どもたちが刺激し合い成長していく話はいい! -
凝り固まってしまったこだわりからの開放と、そこにたどり着くまでの道
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中学を卒業したばかの14歳のルーチョは、目が見えない。おばさんのベアとアルプス山脈の一部のドロミテ渓谷にやって来た。二人は登って、エットレが主人の山小屋「百歩」に着いた。そこで二人は山岳ガイドのティツィアーノと、ルーチョと同じ年のエットレの孫娘のキアーラと出会う。ルーチョとベアは、翌日のティツィアーノとエットレの悪魔の頂を見に行く山歩きに、同行することになる。
ワシの親子、ルーチョたち、怪しげな二人組ペッチョとグラッコと、しばらく並行しながら話は進んでいく。
ルーチョとキアーラの二人が、困難に直面して決断の必要になった終盤の本音で話場面が良い。私は、ヨシタケシンスケの伊藤亜紗の『みえるとかみえないとか』が読みたくなった。 -
小さい頃に失明したルーチョは、人に頼るのが嫌で、何でもがんばって自分でやりとげてきた。
そんなルーチョを心配してくれるおばさんとの旅で、アルプスのドロミテ渓谷を訪れたルーチョ。山小屋の主人の孫のキアーラと出会い、これまでの考え方を少し変える出来事に遭遇する。 -
深く難しい話になるかと思いきや、シンプルなストーリーでほっこり。童話のようだけど、大人の視点、子どもの視点でそれぞれ読めて面白かった。