- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265860296
作品紹介・あらすじ
中学を卒業したばかりのルーチョは、5歳の時に失明した。だが世界は消えていなかった。
周りの目が気になり素直になれない中、無口な少女キアーラと出会い、大切な何かに気付いていく…。
大人への一歩を踏み出す少年少女の成長物語。
10代から大人まで読んでもらいたいイタリアの児童文学作品。
感想・レビュー・書評
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2024/03/25 更新
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タイトルがいい。
前向きでメッセージ性がある。
小学校の読書感想文の課題作品だったので読んだが、大人が読んでも楽しめる。 -
目の見えない少年の登山。そこに絡む密猟者とワシの親子。
視覚以外で楽しむ登山の魅力が伝わり、世界の広さを思い知る。
ハンデがあるからこそひとりで何でもやりたい、やれる。でも人を頼るのもありじゃないか? 新たな世界が広がる。 -
第66回(2020年度)青少年読書感想文課題図書
小学校高学年の部
内容:
「環境教育にも携わるイタリア人作家、ジュゼッペ・フェスタの作品。動物と山を愛する目の見えない少年と、実際に出会ったことから書かれた。
幼い時に失明した少年、ルーチョは、叔母のベアと山歩きをするのが大好き。ある夏、山小屋で出会った少女、キアーラとワシのヒナを見に行くことになる。しかしそのヒナを、2人組の密猟者が狙っていて......。
自立を願う2人の成長と、五感を大切にすることで得られる喜びを描く。」
おもしろかった。
・ルーチョは、内気な少女キアーラと共に山を登ることになる。近寄りがたい人だとルーチョもキアーラも互いに感じていたが、少しづつ相手のことを知り心を開くようになる。そして、土砂崩れが起こった時には口喧嘩をしながら、言葉で、本気で、気持ちを伝えあう。
そんな相手に人生で出会えるって、素敵だね。 -
5歳の時に視力を失った14歳の少年が主人公。目が見えないことで失ったものもあるが得たものもある。大人への階段を上り始める年ごろの子供たちに。
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タイトルが素敵すぎて思わず購入したもの。
目が見えないルーチョの感性が新鮮。彼のチャレンジする気持ち、だけどがんばりすぎるところも、10代らしくてよい。
キアラ、ワシの親子、おばさん、色々な人のやさしい思いにあたたかい気持ちになりつつ、サスペンスも楽しめた。 -
数ページで、好きになった。静かでいて、音楽のような森の描写が美しい。できないことは恥ずかしいことじゃない。
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飛ぶためにはこんなに時間がかかるんだと思いました。