- Amazon.co.jp ・マンガ (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267013119
感想・レビュー・書評
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手塚治虫による、ブッダの伝記。
一読する価値はあると思って一気に読了。
良くも悪くも手塚治虫調というか、手塚治虫節が効いているので、多少の好き嫌いはあるかもしれないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「八つの道」
正しい見かた
正しい思い
正しいことば
正しい行ない
正しい生活
正しい努力
正しい判断
正しい考え
何が正しいのか、という基準や考え方が難しいのになぁ、と思ってしまった。
ブッダのように考え方を変える、物の見方を変えるのはなかなか難しい。
シャカ族の前で説法をする時に、この時点のブッダでも色々悩んだり考えたりしていたりして、やっぱり人間なんだなぁ、と思ったりしました。
ブッダの団体を乗っ取りたいダイバダッタは、権力欲が全く抑制出来てないけど、そこを救おうとはならないのかな。
怒ってたしなめたシーンはあったけど、全く懲りてないし。
ルリ王子に会ったとたんに耳が伸びたけど、何か意図があってのことなのかな?
なんで伸びたのかな…
そしてブッダの髪型はどうなってるんだろう。。
昔はお団子にしてる絵があったけど、悟りを開いてからぶつぶつ頭になったけど、どう違うんだろう… -
麻薬に溺れる狂女ヴィサーカー穴に落ちたアヒンサー 憐れみを受けるルリ王子 息子のラーフラ そう人の運命は雲の形のようにけっしてじっとしていない 釈迦族の社会は腐り果てていた 原因があれば必ず結果が生まれる 因果(原因と結果)車座くるまざ 叛乱を実行 火花の散るような意思と意志の衝突だった 托鉢たくはつ 自然に身を委ねて終わるナラダッタ ジェータ 荘園を金で埋め尽くす 医者を廃業してマンガ家なねなった後も アドルフに告ぐ ヒトラーの1/4はユダヤ人の血 理性的に降伏のできる男か 宗教対立 錯綜し混乱しあった問題 アイルランドではプロテスタントとカトリックが対立している シーア派とスンニ派 窮乏きゅうぼう 近世の哲学 無力な芥子粒 古い年月の霧の彼方に押しやろうとしているかのようだ 先を越されているのである 脱帽 髪の毛まで剃りたいくらいだ
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ルリ王子との再会&シャカ族を救う話、ダイバダッタの反逆、祇園精舎の起源のお話です。
祇園精舎の話はブッダ全話の中で一番好きかも。自分の財に虚しさを覚えていくまでの描写が見事ですよね。 -
ナラダッタはどうやら手塚さんの創作らしいけど、
とっても味のあるキャラだよなあ。
ただ私的には「伝令として動物を酷使した」という理由で
40年間動物にするってのは同等の対価か?と問いたいけど。 -
いよいよ終盤に差し掛かったっていう感じだが、まだまだブッダの修行の旅が続くのではないかとの感覚にとらわれているというのが正直なところ。
けっして派手でなく劇的もなく、ただあたりまえのことを眈々と説くブッダの姿に共感をおぼえつつ…
ラストの12巻をじっくりと読みたいと思う。 -
第11巻は、ブッダが故郷に帰り、肉親との再会、息子の弟子入りなどがある。
須達長者も登場する。
なだいなだの解説が素晴らしい。 -
~祇園精舎~