隣居 私と「あの女」が見た中国

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267019944

作品紹介・あらすじ

著者が1980年代半ばに中国の外国語出版社で働いていた時に知り合った同世代の女性。彼女は延安時代からの共産党幹部の娘だった。同時代に生まれ、日本と中国という「お隣さん」でありながら、まったく異なる教育を受けた2人。共産党幹部の娘の人生とはどういったものだったのか。取材を進め、彼女の人生という新たな視点から見えてくる中国60年の歴史に迫る!!潮アジア・太平洋ノンフィクション賞第2回受賞作!!

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な本だ。ジャーナリズムにしては個人的すぎるような気がするけど、妙に読ませる。文化大革命の個人史をかなり近しい視点から書いているからだろうか。筆者は少し変わった、だけど決して中国を愛して止まない訳ではない冷めた目線でいる。筆者の友人のように書かれる中国人女性についても全くと言っていいほど愛は感じられない。その辺が面白いところでもあり不思議な感覚を残す理由だと思う。

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著者プロフィール

早稲田大学文学部英文科卒業後、マラヤ(マレーシア)大学語学研究所、中国語研修学校に学ぶ。
北京・外文出版社勤務後、英語、中国語の翻訳家として活躍。
[主な著訳書]『北京好日骨董市めぐり』(亜紀書房)、『中国ビジネスの極意は「孫子」にあり』(訳、徳間書店)、『アジアの雷鳴』(訳、集英社)

「2012年 『世界華人エンサイクロペディア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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