- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270003350
作品紹介・あらすじ
2029年宇宙エレベーターが実現する。
感想・レビュー・書評
-
2011/9/13 予約 9/21 借りる。10/10 読まずに返却
ついこのあいだまでは、月は 「見上げて兎さんを連想する」遠いところのものだったのに、人類が足あとをつけた。
宇宙エレベータだって、今はまだ 「ジャックと豆の木だね。」と思っているが、実現はすぐそこまで来ているのかも!
TVをみて俄然興味が出てきました。夢の扉+ 2011年9月11日の放送
スペースシャトル後の宇宙開発 〜 日本大学教授 工学博士 青木義男 さん
夢の技術 ・・・エレベーターで宇宙を目指せ! 「宇宙エレベーター」開発者の挑戦
内容 :
ここ10年ほどのあいだに、宇宙エレベーター構想はSFの世界から現実の世界へと飛び出し、実現可能な研究プロジェクトとして動き始めている。
宇宙エレベーター構想の最新状況や問題点、未来像などを紹介する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20090520開始
-
メディアマーカー・読了コメントRSSで興味。
-
【要約】
・
【ノート】
・
-
ちょっと楽観的なところもあるのだけど、10年後どうなってるやら?楽しみでもある。たしかに、技術の進歩は一足とびだからね。しかし、便利さや可能性に伴う、どろどろした利害の対立も絶対起こるわけで、すべて平和になんていかないんだろうなあ。ガンダム00というアニメにエレベーター出てきたよなあって思い出す。
-
宇宙へエレベータで行く。だれがこんな突拍子もないことを考えたのでしょう。じつは、かなり前から構想があったようなのですが、それを現実に考えられるようになったがの、日本の技術で開発された素材「カーボンナノチューブ」の発見だそうです。新聞紙くらいの薄さで鋼鉄並みの強度を持つ素材。これを上空10万Kメートルくらいの高さから、地球に少しずつケーブルを落とす。地球上にはいろいろな条件から3箇所しか設置候補がないそうです。などなど、読んでいてとても面白い作品です。
-
ブレイクスルーに必要な楽観主義。記述は徹頭徹尾、具体的でリアルなのだが、色々な技術的な問題をすっ飛ばしてとにかく「出来る」ことにして軍事防御から月・火星のエレベーターにまでグイグイ話を進めるあたり、漫画に出てくる能天気な新聞記者を思わせる。
「僕はね、宇宙エレベーターの完成時に、誰よりも早く、感動を伝える記事を書きたいんですよ!」みたいな。
イースター島辺りから伸びているとロマンだが、オーストラリア、ドバイあたりで作られる可能性も多いにある。 -
宇宙エレベーターの基本的なことが解説されている。アースポートの位置(雷・デブリの影響を考えて)、ケーブル敷設装置をアンカーとすること、酸素原子での酸化を防ぐために金属コーティングが必要なこと、月や火星での宇宙エレベータについて、などなど、新たな発見が多かった。
-
静止軌道を重心にしてケーブルを地表にぶら下げて,それを伝って宇宙に行ける。軌道エレベータの本。SFみたいな話だが,研究者が真面目に書いている。著者いわく,2020-30年ころには実現できるらしい。ケーブルの長さが十万kmも必要で,従来の材料では自重で切れてしまうところ,CNT(カーボンナノチューブ)という新素材が計算上は自重に耐えるので,実現可能だという。でもいろいろと障碍もあるし,あと十年二十年でというのは随分威勢のいい楽観論だなーと感じた。
時速200キロで静止軌道まで約7日。軌道エレベータのかご(クルーザと呼んでる)はホテルみたいになってて(重量20t),到着までそこで快適に過ごすんだって。SFでしょ?でもちゃんと計算して割り出してる。ケーブルの敷設は,まず細いのを一本(長さは十万キロ)ドラムに巻いて,ロケットで静止軌道に打ち上げて,繰り出す。それが地表に届いたら,そのケーブルを足場にして沢山のケーブルを持ち上げて,束ねて太いケーブルにするらしい。地上の駅は,南北回帰線間であれば大丈夫みたい。まっすぐじゃなくカテナリ状にぶら下がる感じ。台風とかの危険を避けるため,むしろ赤道上は非推奨。