おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295003380

作品紹介・あらすじ

「この世には、おカネを手に入れる方法が6つあります」中学2年生になった僕は突然、奇妙なクラブに放り込まれた-。謎の大男、大富豪の美少女、平凡な「僕」の3人がお金や経済の仕組みをひも解いていく。知られざる過去、家業への嫌悪感、淡い恋心…さまざまな学びと思惑が錯綜する、「おカネの教室」がはじまる!現役経済記者が娘に贈った、実用エンタメ青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすい。読みやすい。面白い。
    小中学生にぜひ読んで欲しい。

    いきなりお金についてではなく、「世の中の職業の、役に立つ・立たないは、どう決めるのか」などから考えます。
    ・かせぐ
    ・もらう
    ・ぬすむ
    のパターンに分類し、どの職業がどこに当てはまるかを教えてくれます。
    お金の稼ぎかたではなく、お金の影響力や、哲学的な見方、考え方、しくみが学べます。

    仕組みが分かるとお金への恐怖心も和らぎます。
    小中学生向けです。

  • 数年前、新卒入社したてで金融や経済の仕組みを学びたいと思い、そのとっかかりとして選んだ本。何度か読み返している。

    学校を舞台に学生2人、先生1人が登場する会話形式のストーリー構成になっているためとても読みやすい。

    金融・経済ならではの専門用語もほとんど出てこないため、学生や新卒1,2年目の人におすすめ。裏を返すと、専門的な知見の獲得や資格取得のための勉強材料にはなり得ないため、あくまで大局観を掴むものとして読んでもらえると良さそう。

  • お金を手に入れる最後の方法は「つくる!」途中でわかってよかったです。これを読んで興味が出た人は「お金のむこうに人がいる」がおすすめです。

  • ピーターバラカン氏のPodcastで著者との対談を聞いたのがきっかけ。
    そもそも子ども向けに書いたとのことだけど、自分も金融方面はたいへん疎いので、お金のことが少しわかるようになった。
    こういう内容は中高生くらいでの必須科目にしてもいいんじゃないかな、と思ったり。自分にもカイシュウ先生が身近にいてくれたらと思う。
    あ、だいぶ前に読んだナニワ金融道も面白かったのでまた読んでみよう。

    • hirotakaiさん
      ご愛読ありがとうございます!
      ご愛読ありがとうございます!
      2019/11/26
    • rijksさん
      高井さん、コメントありがとうございます。
      次作とマンガ版も楽しみにしてますー
      高井さん、コメントありがとうございます。
      次作とマンガ版も楽しみにしてますー
      2019/11/26
  • なるほどです。この歳になってやっと ぼんやりわかっている気になっていたことが あぁ…そうだったんだと、府に落ちました。

    最後の「つくる」もなるほどです。

    • hirotakaiさん
      ご愛読ありがとうございます!えー…ネタバレ指定をお願いできれば…(笑)
      ご愛読ありがとうございます!えー…ネタバレ指定をお願いできれば…(笑)
      2019/03/18
    • midoriさん
      コメントありがとうございます。 そしてm(__)m
      コメントありがとうございます。 そしてm(__)m
      2019/03/18
    • hirotakaiさん
      いえいえいえ、ありがとうございますm(_ _)m
      いえいえいえ、ありがとうございますm(_ _)m
      2019/03/18
  • 中学生の男女2人が主人公。
    地主で町一番のお金持ちの家のお嬢さまと、一般庶民の息子。2人は学校のクラブ活動「そろばんクラブ」で出会い、先生と3人で経済について学び始めます。
    お金を手に入れる方法は「かせぐ」「ぬすむ」「もらう」「かりる」「ふやす」、そしてあとひとつは?
    お金を稼ぐことはいいことなのか、悪いことなのか、貧富の格差はどのようにして起こり、何が問題なのか…。

    銀行をはじめとする金融経済の仕組みも理解できますし、なにより小説仕立てでとても読みやすい本でした。
    借金(複利)の話題から投資信託、信用創造まで、教科書でも触れられる、しかしなかなか理解しづらい内容をストンと納得できるように解説しているところはこの本の優れた魅力だと思います。
    中高生はもちろん、大人が読んでもためになる、そして面白い本だと思います。

  • 物語としてお金の根本的な意味を哲学的に説明した本。中学生に元お金のプロが、お金の流れ、銀行や投資家の意味を講義していくのだが、ストーリーがきちんとしており、読み物としても面白い。

  •  わかりやすくお金について学べる良書であった。お金を、かせぐ、もらう、ぬすむ、かりる、ふやす、つくるの6つに分類して、高利貸し、昆虫博士、パチンコ屋等がどこに分類されるのかを順序立てて説明しながら学べる構成になっていた。投資信託の話、必要悪の話はとても興味深かった。特に、銀行家がダニである話は1番印象的だった。大きな金を動かして、いざ損を被ることになったら国に助けを求め、国民に損害を被る。勝ったら利益は独占、負けたら国民に損失を補填してもらう。確かにダニの表現に納得がいく。
     わかりやすさが極まっているので、あまり知識のない自分でもかなりスラスラ読めてしまった。人におすすめしたい本の一冊である。

    • hirotakaiさん
      ご愛読ありがとうございます!
      ご愛読ありがとうございます!
      2020/05/26
  • 高校生〜大学生の間に読んでおきたい本。

    オトナには当たり前のことばかりの記載なので目新しさはないけど、物語になっているので読みやすく、基本のおさらいとして読むにはちょうどいい一冊。

  • よくわかりました、グランドマスターカイシュウッ‼️

    読了後に、はっきりとした達成感を味わえた数少ない作品のひとつにランクインッ✨

    サッチョウさんもビャッコさんも些か賢過ぎる気がするが、このふたりのお蔭で素直に学べたのだから、感謝に絶えない。

    お金って、ほんっとによくわからないッ‼️
    だったら、この本を手に取るべし(*`・ω・)ゞ

    • hirotakaiさん
      ご愛読、サンキュウッ!
      ご愛読、サンキュウッ!
      2018/12/30
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