科学的な適職【ビジネス書グランプリ2021 自己啓発部門 受賞! 】

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295403746

感想・レビュー・書評

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  • 就職・転職の前に実践したい方法がたくさん紹介されているので、自分にとってベターな「適職」を見つけやすいのかなと思う。

    "ギャラップ社が139カ国の企業に行った調査によれば、「熱意を持って仕事に取り組んでいる」と答えた日本人は全体の6%だけだった"とか。長い人生の中で多くの時間を使う「仕事」への思いがそれじゃあもったいないよね。

  • 転職を検討している人はもちろん、今の仕事に不満や不安がある人にもお勧めできる一冊。
    ワークが多めで現在進行形で悩んでいる人にお勧め。

  • 【適職じゃなくて自分に合う職場・働き方の本】
    もっと慎重に、客観的視点を持って職場を選べ、という本。
    適職というよりは、より適した職場を見つけるための方法が書かれていた。

    どうやって自分がやりがいを感じる仕事を見つけられるか、という点については、自分がそこに投下したリソースの分だけ情熱を持てる、なんとなくやってたら楽しくなったものが天職となる、ということをいっていた。


    それよりも、仕事で幸せを感じる徳目を優先しつつ、仕事に不満を感じる要因を取り除くことが大事とのこと。悪は善に勝つ、つまりネガティブなものとポジティブなことの強度の比率は5:1、つまり一つの悪を打ち消すには5つ以上の前がいる、ビジネスでは6という数字もあるらしく、就活の際にはこれらを慎重に見極める必要がある。

    筆者があげている仕事の悪とは、働く時間や通勤時間、心理的安全性の欠如など。
    逆に仕事で幸せを高める要素が、自由裁量、達成感、モチベーションの持ち方、明確な評価基準、仕事の創造性・多様性、同僚関係、社会への貢献、といったこととのこと。

    職選びの失敗の7割は、視野が狭くなっていること、との研究結果をもとに、より客観的な視点を持って職場を選ぶために、就活にも意思決定ツール(優先順位のスコア付けなど)を用いた分析と選択を勧めている。

    そして最後に、「キャリア・ドラフト」、つまり、いくらキャリアプランを作ったって、分析をしたって、結局計画通りに進むことはない、そのため、大きな方向性を決めておくことにとどめる、あとは想定外の出来事や偶然といった流れに柔軟に対応していくことが最適であると締めくくっている。

    客観的な視点からの下調べなどできることはして、自分の価値観に基づいた職場条件等の優先付けを行うことが無駄なのではなく、それはやっぱりより自分にあった職場に辿り着く確率を上げることにつながる。そうなるといい。

  • 読みやすかった。感覚的にこうだな、と思っている法則性について、心理学の用語を知ることができる。
    例えば、訓戒や、アドバイスを聞いて、そういう人もいるよね、と思うけど、自分ごととして聞く人がほとんどいないのは「ソロモンのパラドクス」(ソロモン王は、アドバイスは的確なのに、自分のことにはうとかった)、仕事への情熱は,やりたいことを見つけて取り組むからではなく、やっていたらだんだん面白くなってきた,ということが本質であるということ「Growth Passion」などなど。

    あとSPIが、科学的に有効性が証明されていないだったり、感覚的にそうだろなと思っていたことを、そうだよ、と言ってくれる本。

    色々自分なりに仮説を持って動いている人には、ああやっぱりね、と腑に落ちることが多くて、面白かった。

  • 本要約チャンネル
    職業選択の本

    好きでなくていい
    給与は多くなくていい→800万で頭うちだ
    楽でなくていい→適度なストレスがよい
    幸福度を決める徳目は自由、達成、仲間

    苫米地氏「金持ち脳」に、好きな仕事をしないとやりがいがなく消費に走ってしまうとあった
    嫌いな仕事になってしまったら、転職した方がよいのかもしれない

  • 今の仕事に大きな不満はないものの、何だかやる気が以前より高まらないなぁと感じていたときに読んだ。
    よくある自己啓発本と違って一冊を通して実際にやるべき手法を紹介しているので、ことあと早速再読しながらやってみようと思う。

  • 仕事を選ぶときの基準について、人はどれだけ自分の中の基準を持っているんだろう。
    と、改めて自分の中の基準を見直すきっかけにも。
    面白かったです。

  • ・好きを仕事にしても幸福度は上がらない

    ・天職は「なんとなくやってたら楽しくなってきた」から見つかる。情熱は後からついてくるらしい。h

    ・トップクラスのお金を稼ぐことで幸福を目指すよりも、人間関係健康の改善にリソースを注ぐほうが、効果が大きい。

    ・400-500万からの幸福度アップは費用対効果が悪い

    ★職場での自由度が、最も大きく仕事の幸せを左右する。

    ・給料アップよりも、裁量権を得られることの方が大きく幸福度が上がる。

    ・ちょっとだけでも「前に進んでいる」と感じられることがやる気に繋がる

    ・攻撃型か、防御型か。タイプにあった働き方・職業だと能力も満足度も上がる。

    ★友人が3人いれば仕事のモチベーションは700%上がる。職場に仲の良い人がいるだけでも人生が幸福になる

    ・自分の好意で他人が幸せになる姿が想像できると幸福感が上がる

    ・人のために=ヘルパーズハイという快感が得られる。ドラッグなしでハイになれる。

    人のために何かをすると「①自分は人の役に立ったという有能感(自己肯定感)」「②親切により他者との距離を短く感じられ孤独感が減る」「③自律的にやったという、自分自身での選択への満足感」が得られる

    ・★自分の悩みを、まるで他人事のように3人称で書き記すと効果的。他人の視点で物事を考えるのがうまくなり、複数の観点からベストの対策を導き出せるようになる。(イリイストノート)


  • kindle耳読。
    所々、図があるので、図を重視する人は紙の方が良いかも。

    文献から科学的エビデンスを用いて、仕事についての悩みを解決するための本。
    教科書のような感じの内容。

    ・ネガティブはポジティブより600% 強い

    ・お金を稼ぐより6000% も 手軽 に 幸せ に なれる こととは?

    ・意思決定の質を600% も高める プロトコル〟とは?

    上記のような、目を引くような内容もあり事実に興味をうまく引き付けるようなタイトルがずらり。

    読者特典「科学的な適職探しツール」もついており、真剣に転職を検討している人ほど読むと良い本だと思った。

  • 仕事の満足度についての調査結果報告

著者プロフィール

新進気鋭のサイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。著書に『最高の体調』『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

「2020年 『ヤバい集中力ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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