インサイド・バンガード  世界最強の資産運用会社

  • 日経BP 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296117604

作品紹介・あらすじ

世界最大級の資産運用会社として知られるバンガード。今から約50年前にゼロからスタートした小さな投資信託の管理会社は、いかにして業界の変革者となり、3000万人以上の顧客と8兆ドル以上の運用資産を持つ現在の地位を築いたのか。圧倒的な低コスト・低手数料戦略でインデックスファンドの世界的シェアを獲得した企業の誕生と挫折、成功までの軌跡を、投資業界の勇者たちの様々な人間ドラマとともに鮮やかに描く。具体的には、バンガードの創設者にして「インデックスファンドの父」と呼ばれるジョン・ボーグルの生い立ちから始め、彼がウェリントングループの社長を追われるまでをⅠ部、Ⅱ部では1975年に「バンガード」を設立してインデックスファンドと上場投資信託(ETF)によって成功を収めるまで、Ⅲ部ではブレナンやバックリーら次世代のCEOのもとでのさらなる大躍進、そしてⅣ部では、革新を続ける企業ならではの経営戦略とリーダーシップについて論じる。アクティブ投資、インデックス投資、ETFの誕生と成り立ちについても詳しく書かれ、投資の基礎知識についても学べる1冊。「バンガードという傑出した投資機関の物語を語るのに、エリスほどふさわしい人物はいない。最も重要なことは、エリス自身がバンガードの取締役を長年務め、この魅力的な企業の内側を知り尽くしていることだ」──バートン・G・マルキール「ウォール街のランダムウォーカー」著者

感想・レビュー・書評

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  • 模範解答すぎて疲れた



  • 2人のジャックを中心にバンガード社の歴史を振り返る一冊です。何よりも、ボーグル氏が良くも悪くも気骨のある人物であったことを知ることができます。

    私自身はボーグルヘッズの1人であり、本書をそれなりに楽しむことができました。私自身がバンガード社を知ったことをきっかけに投資を始めたこともあり、思い入れのある会社の成り立ちから変遷まで描かれている点に価値を見出せたからです。

    ただ、インデックス投資の手法について造詣を深めたい方やバンガード社そのものにそこまで興味のない方には定価3300円の本書は高い買い物になってしまうとも同時に思いました。

    インデックス投資そのものについて関心がある場合は、本書よりも『インデックス投資は勝者のゲーム』を読んだ方が得るものが多い気がします。

    好きな人にはたまらない一冊ですが、タイトルからも分かるように、あくまでもバンガードの社史にフォーカスした本です。本書を読むにあたって、その点については十分検討する必要があります。

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著者プロフィール

1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長。この間、イェール大学財団基金投資委員会委員長、米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。『キャピタル』『チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言』『イノベーターは死なず』『ゴールドマン・サックス(上・下)』『投資の大原則』(共著)など多数の著作がある。

「2022年 『敗者のゲーム[原著第8版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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