- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299005304
感想・レビュー・書評
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青山美智子さんの作品を読むのは、この本で3冊目。
『木曜日にはココアを』と『お探し物は図書室まで』を読んできて、
青山さんの作品が気になりだし、古本屋でこの本を買ってきた。
(実は、『木曜日にはココアを』も古本屋で買ってきた)
この作品は、『木曜日にはココアを』に続く、青山さんの第2作品目。
『お探し物は図書室まで』では、中心人物(キーパーソン)が司書の方だったが、今回は神社の宮司さんと「ミクジ」をいう名の猫。それぞれの短編でこの2名(1名と1匹)が登場人物とかかわって、お話が展開されるというもの。当然、連作短編ね。
「あれ? この人は『木曜日にはココアを』に出てきた人じゃないか?」という人物を2名ほど発見! 本当はもっと出てきているのかもしれないが、こういうつながりもあるのかと感心感心。こりゃ、作品を順番に読んでいかないとダメだな・・・と。
ということで、青山さんの作品を全部かたっぱしから読むことにしました。まずは、文庫を先日、3冊購入。これで、しばらくは楽しめそうだ♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青山美智子さん作品って感じ!
タイトルのカタカナが印象深い。 -
青山美智子さん著書の本を読む事4冊目、展開が分かってしまうのにそれでも楽しめる、暖まる、やっぱりこれこそ青山美智子さんだなと感じます
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短編集なので大変読みやすい。
どれも大変面白かった。
途中で、読むのを止めてもストーリーが残りやすいので、身体的にも楽。
ストーリー的には、家族絡みの物が多い。
私も家族がいるので、共感する点が多かった。
主人公の悩みを解決サポートするのが、神社にいる幻の猫という設定がファンタジック!
あと、『木曜日にはココアを 』『月曜日の抹茶カフェ』に登場する輝也パパが今回も登場してきて面白かった!
続編もあるといいなぁ。 -
勝手に決めつけて行動してしまうの良くないよなって気付かされた。
一人ひとりの生活が、人生があるんだよって教えてくれる青山さんの書く物語が好きです。 -
神社にいる猫-ミクジが-悩んでいる人にくれるちょっとしたお告げの言葉。
心温まる作品です。 -
青山さんの書く作品は
なんでこんなに心惹かれるんでしょうか
ゆっくり体に染み込んでくる言葉が
自分の人生を生きるヒントにしてくれます
短編集で読みやすく全ての話で
なるほどなと生きやすくなるヒントがもらえます -
とても面白かった。
それぞれの物語の中で自分の今の悩みとリンクしたり。
個人的には「スペース」でいろいろ気付きがありました。
溜めたものを出さないと新しいものが入らない。とても心に届きました。
さいごにそれぞれの主人公のその後が書かれているのも好感度⤴️私の好きなパターンで満ち足りた気持ちになれた。 -
困った時の神頼み。人はみんな、普段は神様のことなんて気にしてないのに、ご縁=五円のお賽銭で色々頼みすぎますよね。でも、神様だって心得たもの。別に何にもしてくれないのですょ、神様って。ただ、ちょっと目線を変えるだけで道は開けるもの。それに気づかせてくれる、ありがたいお話が詰まってます。宮司さんの飄々加減もGood!