【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.57
  • (6)
  • (12)
  • (13)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 1051
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299012364

作品紹介・あらすじ

本年度の第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー! 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円とも言われる財産の分け前を獲得するべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。一方、麗子は元カノの一人としても軽井沢の屋敷を譲り受けることになっていた。ところが、避暑地を訪れて手続きを行なったその晩、くだんの遺書が保管されていた金庫が盗まれ、栄治の顧問弁護士であった町弁が何者かによって殺害されてしまう――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【王様のブランチ・BOOK】元彼の遺言状:新川帆立/インタビュー(2021年1月9日 ) - えとせとら本棚
    https://matome.readingkbird.com/entry/2021/01/09/121229

    元彼の遺言状|新川 帆立|宝島社
    https://tkj.jp/campaign/motokare/

  • いやーぁ、面白かった!

    自分を殺した犯人に遺産を相続させますという遺言状を残して死んだ元彼。

    圧倒的なスピード感のジェットコースターミステリでした。

    お勧めです♪

  • いやぁ、このミス大賞ですから面白いのはわかってましたけど、わかってましたけど予想を超えて面白かったですわ。そしてタイトルがいい。そのものずばり。全くもってそのまんま。
    ひねってこねくり回してわかりにくいタイトルが多い昨今、この潔さがいい。

    主人公の弁護士剣持麗子。もう、名前からして固い。固くてゴージャス。この名前を見たらどんな性格か8割わかる。そしてその予想通りのヒロイン。いいねいいね、麗子さん、好きです。圧倒的に好きです。
    冒頭の恋人からのプロポーズの場面でのけぞり、そののけぞりが第二章で前のめりになってそのまま最後まで一緒に疾走する感じ。そう、なんていうか本のこちら側で安穏とページをめくってるのではなく、一緒に走り続けた満足感。

    そもそも、なんなんだ、この「元彼の遺言」って、という。しかも遺言状の内容がぶっとんでいる。この遺言の普通じゃなさから始まる普通じゃない一族のあれこれ、出てくる親族みんな胡散臭い。なのに、その胡散臭さの中にそれぞれが持つまっすぐな部分。憎めないねぇ。
    そしてお金がすべてだと言い切ってきた敏腕弁護士麗子さんが初めてお金じゃないもののために闘う姿にほれぼれする。
    麗子さんが解く謎。元彼が何のために意味不明な遺言を書いたのか。タイトルと冒頭からは想像の就かないその真実。いやぁ、面白かったとしか言いようのないこの面白さ。大満足の一冊でした。

  • 思ったよりもパラパラと読めた。
    最初の方は強情な性格だった主人公が物語が進むにつれて変化していく様子は読んでいて面白かった。
    最後は一気に謎が解けてスッキリした感じがよかった!

  • 第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作、著者は弁護士でもある新川帆立さん。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して亡くなった御曹司の元彼、主人公の弁護士・剣持麗子は犯人候補に名乗り出た元彼の友人の代理人として、その友人を犯人に仕立てようと奔走するミステリー。出てくるキャラクターが全員個性的で面白い(麗子のキャラが一番立っている)。難しい法律とか行動経済学の話も出てくるが、作中で麗子がわかりやすく解説してくれるのもあり、非常に読みやすかった。

  • 大手弁護士事務所に所属する剣持麗子。彼女は、対価に見合った人生を送っている。仕事の場合は、高報酬。恋人の場合
    は安物の指輪は厳禁というお金には、ものすごく拘っている。ある日、現在の恋人をフり、寂しさを紛らわそうと元カレの電話番号をあさっていたら、一人の元カレを思い出した。彼は森山栄治。3ヶ月しか付き合っていなかったが、イケメンだったため、久しぶりに連絡しようとメールした。
    しかし、彼は亡くなっていた。おまけに奇妙な遺言状を残して。それは世間をも巻き込む騒動にまで発展します。果たして、この真相は?


    第19回「このミステリーがすごい」大賞で大賞を受賞した作品です。遺産相続をテーマにした作品でしたが、現役の弁護士が書いたということで、法律用語やビジネス用語が多く散りばめられています。あまり用語はわからなかったのですが、何となくこういった意味だということで楽しめました。
    なんといっても主人公のキャラクター性が面白かったです。
    高報酬のために働く弁護士で、最初はこういう女は嫌だなと思っていましたが、格好良さやスタイリッシュさ、潔さなどが読み進んでいくと、それが魅力的に見えてくるので、キャラが際立っていました。

    ストーリーとしては、2時間サスペンスのように起承転結がしっかりとしていて、スピード感や意外性もあり、最後まで楽しめました。遺産相続だけでなく、殺人も絡んでくるので、エンタメ性としても面白かったです。ちなみに、森山家の人物が多く登場し、さらに○治という人が多く出てくるので、誰が誰だか、ちょっと苦労しました。
    しかし、一筋縄ではいかない人間関係がしっかりと練られていたり、遺言状に込められた背景がしっかりと組み込まれていたりと複雑さが絡んでいて、大いに楽しめました。

  • 冒頭から引き込まれるキャラの濃さ、展開のスピード感も楽しみながらすぐ読めた。

  • 話の展開とテンポが心地よく、あっという間に読み終えてしまった。また、遺産相続ミステリーとあるが安心して最後まで読める内容であった。
    おそらくこの主人公で続編も描かれるのではないかと予想(期待)しています。

  • 主人公である麗子の真っ直ぐさ、弁護士という仕事の中でクライアントの依頼を全うする麗子の思いに心打たれました。

  • 読みやすく、状況や光景が想像しやすかった。

全20件中 1 - 10件を表示

新川帆立の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
今村 昌弘
瀬尾まいこ
五十嵐 律人
辻村 深月
横山 秀夫
ディーリア・オー...
村上春樹
伊坂幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×