#殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2023年9月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299046543
作品紹介・あらすじ
人が死ななくても、ミステリーってこんなに面白い! 『このミス』大賞シリーズのなかから、著者自ら選んだ“人の死なないミステリー”のみを集めました! 抽選くじの番号が重複してしまった理由とは……岡崎琢磨「ビブリオバトルの波乱」。危険なダイエットを続ける女子大生に隠された秘密とは? 友井羊「ふくちゃんのダイエット奮闘記」。日常に潜む謎を名探偵たちが華麗に解決! 怖がりさんでも楽しめるとっておきのミステリー集。【目次】ビブリオバトルの波乱(「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズより)岡崎琢磨緋色の脳細胞(『名探偵のままでいて』より)小西マサテル知識と薬は使いよう(「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズより)塔山 郁ふくちゃんのダイエット奮闘記(「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズより)友井 羊暗い部屋で少年はひとり(「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズより)柊サナカ
感想・レビュー・書評
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所謂日常の謎を集めた短編集。新作ではなく既刊からの選り抜きなので、購入の際は収録策をご確認ください。宝島社文庫のカタログ的な1冊ですね。
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2023年9月宝島社文庫刊。5人の著者が選んだミステリー5編。
岡崎さん、塔山さん、友井さん、柊さんは、シリーズものからのチョイス。柊さんは未読なのでわからないが、他の3人は選んだ作品がイマイチ。もっと面白いのがあると思うのだが…。小西さんの認知症の探偵というのが気になるので読んで見ようと思います。 -
心が整う素敵な傑作選です。道徳性や人格的な何か大事な感覚が研ぎ澄まされるっていうか。善悪の判断、生命の尊さ、誠実であること、寛容性や家族愛、思いやりと親切心・・・これなら殺人事件は起きないです。
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人の死を扱わない純粋に謎を解くミステリー。
殺人事件が起きないので、
凄惨な場面や暴力的な描写がなく
構えず穏やかな気分で読めました。
人の心の底や家庭の奥を覗き見るような
秘めたる部分を詳らかにする物語。
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ビブリオバトルの波乱 岡崎琢磨
緋色の脳細胞 小西マサテル
知識と薬は使いよう 塔山郁
ふくちゃんのダイエット奮闘記 友井羊
暗い部屋で少年はひとり 柊サナカ
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個人的には、『知識と薬は使いよう』が
納得感が得られて好きな読後感でした。
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人が死なないミステリー短編集。どの作品も文体はライトでありながら、読み進める内に「なぜだ?」と意識づけられる。真実を知った時に「なるほどね」と思う。その心の動きこそがミステリーの真骨頂なのではないだろうか。
派手なトリックはなくとも、静かに心に響く。そんな短編集でした。 -
タイトル通り殺人事件は起きないので、血や憎悪などの生々しい表現が苦手な方でも読めます。平和に謎解きを楽しめました。
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小西マサテルさんの名探偵のままでいてがとても好きです
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図書館で借りた本。
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スープ屋しずく。美味しそうでほっこり。